【大阪薫英女学院】得意のハイローが機能し、昭和学院の3Pを4本に限定させたディフェンスで快勝 | 高校バスケ ウインターカップ2024
9月7日のU18トップリーグで対戦した時と同様、大阪薫英女学院は昭和学院に対してインサイドの攻防で優位に立ち、得意のハイローで得点を狙うプランでゲームに臨んだ。その狙いにしっかり応えたのが三輪美良々。昭和学院のセンターで、U17日本代表としてワールドカップに出場した経歴を持つ山下笑伶奈を1Q7分19秒で2つとファウルトラブルに陥れることに成功する。
「向こうもハイローで来るし、うちらもハイローで行くので、そこで先にファウルが混んでしまったら苦しい。トップリーグの時は向こうのファウルが混んでいて優位に進められた。そこを我慢しながらしっかりと同じようにしっかり入ろうということで、三輪が最初のところで山下さんから2つファウルを取れたので、あれは大きなプレーだったんじゃないかと思います」
安藤香織コーチがこう語ったように、大阪薫英女学院は三輪と的場梨緒が得点を奪うハイローが機能した。特に的場が山下に対してアグレッシブにポジションを取り、7本中5本2Pショットを成功させるなど、13点をマーク。「元々中でやろうということだったので、そこはしっかりできたかなと思います」と語った的場は、リバウンドも12本奪ってのダブルダブルを達成。さらに、3アシスト、2スティール、1ブロックショットと、攻防両面で素晴らしい仕事をした。三輪も21点、11リバウンドのダブルダブルと、大阪薫英女学院がインサイドで優位に立つ要因になった。
ディフェンスに目を向ければ、U18トップリーグで23分の3に限定させたように、幡出麗実らガード陣が昭和学院のシューター陣がオープンで打てる局面をほとんど作らせなかった。月松蒼に3本決められたが、前田珠涼が8分の1、藤松柚乃が3分の0という数字に終わったことでも明らかだった。
「昨日が19分の0だったので、今日は入るだろうというところで、とにかく中を小さく守られた時はタイミングよく打ちなさいということ」と安藤コーチが語ったように 大阪薫英女学院の3Pショットは17本中6本成功と、19本すベて決まらなかった前日の鵠沼戦から精度が向上。1年生ガードの松本璃音は、4Qに昭和学院の追撃を断ち切る上で大きな意味の持つ3Pを2本決めるなど13点を奪い、勝利に大きく貢献した。
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