【ジャパンカップ】ムーア「ペースが乱れた」レース後ジョッキーコメント
ルメール「瞬発力必要だった」
4着 チェルヴィニア C.ルメール騎手 「ペースが遅すぎました。良いポジションで運べましたが、直線で一気にペースアップした時には脚が使えなかったです。馬はよく頑張ってくれましたが、きょうは瞬発力が必要でした」 5着 ジャスティンパレス C.デムーロ騎手 「ゲートの中はうるさかったのですが、スタートは上手く切れました。スローペースでヨーイドンになってしまい、長く脚を使うこの馬には厳しかったです」 6着 ゴリアット C.スミヨン騎手 「リズムのない遅いペースで勝負どころの前に馬が消耗してしまいました。この馬にとってはスムーズなレースではありませんでした」 8着 オーギュストロダン R.ムーア騎手 「ペースが速くなったり遅くなったり乱れましたね。この馬のベストが見せられませんでした」 11着 ファンタスティックムーン R.ピーヒュレク騎手 「我々の期待したハイペースではなく、日本のレースにしてはペースが遅すぎました。本来の末脚を発揮出来ませんでした」 レース結果、詳細は下記のとおり。 11月24日、東京12Rで行われた第44回ジャパンカップ(3歳上オープン・G1・芝2400m・1着賞金=5億円)は、武豊騎乗の1番人気、ドウデュース(牡5・栗東・友道康夫)が勝利して、G1・5勝目をマークした。勝ちタイムは2分25秒5(良)。 2着は8番人気のシンエンペラー(牡3・栗東・矢作芳人)と、7番人気のドゥレッツァ(牡4・美浦・尾関知人)が同着となった。
この秋G1を連勝
1番人気に支持された武豊とドウデュースのコンビが鮮やかな差し切りを決めて、天皇賞・秋に続いてG1連勝を飾った。レースではマイポジションとも言える後方2、3番手から。勝負どころでも大外からじわっと進出していき、余力十分に直線へ向くと、直線半ばでは先頭に立つレース運びで進出。大歓声に押されるようにそのまま先頭でゴール板を駆け抜けた。殊勲の武豊騎手は「動き出すのは早いかなと思ったんですが、この馬なら最後まで持つんじゃないかと思って、自信を持って行きました」と人馬一体の騎乗を振り返った。 ジャパンカップを勝ったドウデュースは、父ハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズ、母の父Vindicationという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)キーファーズ。通算成績は16戦8勝。重賞は2021年朝日杯フューチュリティステークス(G1)、22年日本ダービー(G1)、23年京都記念(G2)、有馬記念(G1)、24年天皇賞・秋(G1)に次いで6勝目。鞍上の武豊騎手は同レース現役最多の5勝目、管理する友道康夫調教師は2勝目。 ◇ジャパンカップとは 世界に通用する馬づくりを目指して1981年に創設されたG1の国際レース。東京の芝2400mで実施され、1着賞金は有馬記念と並んで国内最高の5億円。 【全着順】 1着 ドウデュース 武豊 2着 シンエンペラー 坂井瑠星(2着同着) 2着 ドゥレッツァ W.ビュイック(2着同着) 4着 チェルヴィニア C.ルメール 5着 ジャスティンパレス C.デムーロ 6着 ゴリアット C.スミヨン 7着 スターズオンアース 川田将雅 8着 オーギュストロダン R.ムーア 9着 ダノンベルーガ 松山弘平 10着 シュトルーヴェ 鮫島克駿 11着 ファンタスティックムーン R.ピーヒュレク 12着 ブローザホーン 菅原明良 13着 カラテ 杉原誠人 14着 ソールオリエンス 横山武史
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