国会職権関連法改正 立法院周辺に10万人超の抗議者/台湾
(台北中央社)国会職権関連法改正案の審議を巡り、台北市の立法院(国会)周辺では24日夜9時現在、市民10万人以上(主催者発表)が集まり、抗議活動を続けている。 特設ステージに上がった、半導体大手「聯華電子」(UMC)元会長の曹興誠氏が「感動と尊敬を示すため」として市民らに一礼。野党勢力が過半数を占める立法院の香港立法会(議会)化に懸念を示すも、「われわれが立ち上がれば台湾の民主主義は絶対に死なない」と力を込めた。 周辺には法改正を支持する人たちのエリアも設けられたが、夜9時現在の参加者は10人を下回っている。 議場内では国会職権関連法改正案の審議が続き、夜11時までに、公聴会での虚偽の陳述などについての条文が第2読会(3段階審議の2番目)を通過した。 (陳至中/編集:羅友辰)