749ps&850Nmの超軽量V6ツインターボを搭載するアルファロメオ・ジュリアGTAmの現代版「トーテムアウトモビリ・GTスーパー」とは?
イタリアのチューナー「トーテムアウトモビリ」は、今後製造する40台のアルファロメオ「GTスーパー」モデルのうち12台目をリリースしているが、このクルマのお披露目がイタリアのヴァイラーノ・サーキットで行われた。 GTスーパーは、1960年代後半のクラシックなアルファロメオ「ジュリアGTAm」の現代版として考案された。このモデルは、ドナーカーから厳選したパーツのみを使用した特注のカーボンファイバーモノコックシャーシをベースにしており、単なるレストモッドをはるかに超えているのだ。前後サスペンションにダブルウィッシュボーン式を採用している(※)のも特徴となっている。 ※元々リヤサスペンションはセミトレーリングアーム式 GTスーパーのハイライトは何と言ってもエンジンだろう。Italteenicaと提携して製造された2.8L V6ツインターボエンジンを搭載。独立したスロットルボディ、シリンダーあたり4つのバルブ、ポート燃料噴射を特徴とし、重量はわずか180 kg(397ポンド)だ。これはこれまで製造された中で最もコンパクトで軽量なV6ツインターボエンジンで、2種類のパワー設定が用意される。 標準仕様では7200 rpmで最高出力599ps(441 kW)、3000rpmから6000rpmで700Nmのトルクを発生し、7500 rpmまで許容する。それでも十分でない場合は、最高出力749ps(551 kW)、最大トルク850Nmを備えたより強力なバージョンが選択でき、この高性能エンジンを搭載したモデルは、8500rpmまで回転する。 また、GTスーパーモデルは6速MTにリヤLSDが標準装備となる。 並外れたパワーと2601ポンド(1180 kg)の重量のおかげで、わずか3.2秒で時速62マイル(100 km/h)に達し、電子制御による速度リミッターの最高速度155マイル(250 km/h)まで加速可能となっている。 外装と内装はどちらも同様に印象的だ。ドアを含むすべてのボディパネルはカーボンファイバー製で、ドアはアラミド繊維で補強されている。ヘッドライトとテールライトはLEDとなっており、キャビンには特注のカーボンファイバー製バケットシート、おしゃれなゲートシフター、最高級のイタリアンレザーが使用されている。 気になるトーテムGTスーパーの価格だが、オプションなしのもっともベーシックなグレードで53万9000ユーロ(約8千500万円)からとなっている。
APOLLO
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