【大雨見通し】沖縄・奄美は午後も大気非常に不安定 沖縄はあす正午にかけてさらに180ミリ予想 大雨災害に厳重警戒続けて
きょう10日(日)午後も、沖縄や奄美では大気の非常に不安定な状態が続く見通し。沖縄では猛烈な雨が降るおそれがあり、あす11日(月)正午までに降る雨の量は、多い所で沖縄は180ミリ、奄美では120ミリの予想だ。すでに記録的な大雨となっている所へ、さらに雨の量が増える見通しのため、沖縄や奄美では引き続き大雨災害に厳重な警戒が必要だ。
沖縄には相次いで記録的短時間大雨情報
きょう10日(日)も沖縄や奄美には梅雨末期並みの非常に湿った空気が流れ込んでいる影響で、大気の状態が非常に不安定となっている。きょう10日(日)明け方から朝にかけては沖縄本島北部に相次いで記録的短時間大雨情報が発表され、土砂災害や洪水害などの危険度が高まっている。
夜にかけても雨足強まるおそれ
きょう10日(日)午後も、沖縄や奄美では大気の非常に不安定な状態が続く見通し。雷を伴い、沖縄は1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降り、奄美では1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがある。今夜遅くには雨はやむ見込みだが、あす11日(月)正午までに降る雨の量は、多い所で沖縄は180ミリ、奄美では120ミリの予想だ。
すでに沖縄や奄美では総雨量が600ミリを超えている所があり、11月としては異例で記録的な大雨となっている所へ、さらに雨の量が増える見通し。沖縄や奄美では引き続き土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫などに厳重な警戒が必要だ。万が一避難することが困難な場合は、建物の上の階へ避難するなど直ちに最善の行動を取る必要がある。
週明け以降は日ざし戻る
週明けあす11日(月)以降の沖縄や奄美も湿った空気の影響で雲が広がりやすく、雨の降る時間があるものの、これまでのような大雨となる可能性は低い見込み。日ざしの届く時間もあり、最高気温は29℃前後と平年より高くなりそう。 石垣島など先島諸島では、台風23号からのうねりが届いて波が高くなる可能性があり、12日(火)から13日(水)にかけては雨が降りやすい見通しだ。 (気象予報士・鈴木悠)