草間彌生のアートが堪能できる、国内スポット10
通年展示されている「草間彌生 魂のおきどころ」では、活動初期の1950年代から最新シリーズ「わが永遠の魂」までの作品群やその軌跡をたどる内容となっている。写真の《大いなる巨大な南瓜》は、草間の代表作である黄色い南瓜を空間いっぱいに堪能できるよう、壁や床にも南瓜と同じ黄色に黒の水玉が施されている。 写真 大いなる巨大な南瓜(2017) ©YAYOI KUSAMA 「松本市美術館」 住所/長野県松本市中央4-2-22 開館時間/9:00~17:00(入場は16:30まで) 休館日/月曜(休日の場合は次の最初の平日、8月は無休) 、年末年始(12月29日~1月3日) 《幻の華》「草間彌生 魂のおきどころ」 展示期間/常設
TAOYA志摩/三重
“温泉と旅の楽しさをもっと気軽に何度でも”をテーマに国内各地に温泉宿を展開する大江戸温泉物語が手掛ける温泉リゾートホテル「TAOYA志摩」。インフィニティ温泉や全室オーシャンビューの客室など、海との一体感が味わえるホテルだ。 館内にはたくさんの現代アートが散りばめられているが、ひときわ存在感を放つのは、草間の代表的作品である《南瓜》。カラフルな南瓜とは打って変わって、目の前に広がる青い海を見て思いにふけっているような落ち着いたトーンの色合いは、周囲の風景に溶け込み、また新しいインスピレーションを掻き立ててくれる。 写真 南瓜 ©YAYOI KUSAMA 「TAOYA志摩」 住所/三重県鳥羽市浦村町1826-1 《南瓜》 展示期間/常設
ベネッセアートサイト直島/香川県
現在は直島のシンボル的存在となっているベネッセアートサイト直島の《南瓜》。初めて設置・公開されたのは、1994年に直島で開催された「Open Air '94 "Out of Bounds" ―海景の中の現代美術展―」。当時、高さ2メートル、幅 2.5メートルというサイズは、これまで制作された《南瓜》の中でも最大級の規模だった。また、この《南瓜》は草間が場所の特徴を強く意識した作品で、どこにでもある瀬戸内の風景を特別なものへと変えた。 2021年8月に発生した台風9号の影響で破損してしまったが、復元制作を経て、2022年10月4日同じ場所で再度展示されている。1994年から長年瀬戸内海を見守るように立つ《南瓜》は、眺めているときっと感慨深いものになるだろう。 写真 草間彌生 南瓜(2022) ©YAYOI KUSAMA 「ベネッセアートサイト直島」 場所/香川県香川郡直島町 《南瓜》 展示期間/常設