草間彌生のアートが堪能できる、国内スポット10
越後妻有 大地の芸術祭/新潟県
「大地の芸術祭」では、広大な土地を美術館に見立て、常設でも200点以上のアート作品が散りばめられる。アーティストと住民が協働することで、アートを通して地域資源や文化を世界に発信し、地域を活性化させるプロジェクトだ。3年に1度のトリエンナーレ以外にも、通年でプログラムを展開している。 まつだい「農舞台」にあるのは、妻有を訪れる人を出迎えてくれるように大きな花を咲かせる《花咲ける妻有》。妻有の空気と降り注ぐ太陽の光を受ける様子は圧巻! 写真 草間彌生 花咲ける妻有 大地の芸術祭作品(2003)photo by Nakamura Osamu ©YAYOI KUSAMA 「越後妻有 大地の芸術祭」 住所/新潟県十日町市、津南町全域 《花咲ける妻有》 場所/まつだい「農舞台」(新潟県十日町市松代3743-1)周辺 展示期間/~2023年11月5日 定休日/火・水曜(祝日を除く)、冬期
原美術館ARC/群馬県
《ミラールーム(かぼちゃ)》と題されたこの作品は、鏡張りの2メートルの立方体の中に、大小のかぼちゃが無限に展開していて、まるで万華鏡を覗いているかのような不思議な感覚に陥る。 写真 草間彌生 ミラールーム(かぼちゃ)(1991/1992) ©YAYOI KUSAMA
1992年、草間監修のもと、原美術館がオリジナルで企画して制作されたインスタレーションで、第45回ヴェネツィア・ビエンナーレでも好評を博した。現在は、原美術館ARCで常設展示されている。 写真 草間彌生 ミラールーム(かぼちゃ)(1991/1992) ©YAYOI KUSAMA 「原美術館ARC」 住所/群馬県渋川市金井2855-1 開館時間/9:30~16:30(最終入館は16:00) 休館日/木曜(祝日と8月を除く)、展示替え期間、1月1日、冬季 《ミラールーム(かぼちゃ)》 展示期間/常設
松本市美術館/長野県
鑑賞、表現、学習場、交流の4つの“場”を軸に、大人から子供まで松本の地域に開かれた美術館である「松本市美術館」。松本市出身で、この地に縁が深いということもあり、草間の作品も多数展示されている。 美術館正面には、ひときわ目を引く《幻の華》が設置されていて、松本市美術館のトレードマークにもなっている。高さは10メートル、幅は18メートルという大迫力なこの作品は、草間の野外彫刻作品の中では最大のものとなる。 写真 幻の華(2002) ©YAYOI KUSAMA