【大学生活とお金】バイト代は月3万、司法試験へ猛勉強 食事は年25万円の学食「ミールカード」で
アルバイトは月3万円
――アルバイトはしていますか。 週2回の塾講師と、不定期でテストモニターをしています。中学時代は学校より塾の先生のほうが好きで、今はその時に通っていた塾の系列校で小中学生を対象に国語と算数と数学を教えています。時給1400円で、授業前の準備や、授業後の質問受け付けなども時給1000円をもらえます。定期試験の期間中も含めて、週2日入っています。 もう一つのテストモニターは、模試の難易度にばらつきが出ていないかをチェックするもので、実際に自分で問いてみて確認するという仕事です。こちらの時給は約1000円です。 この2つのアルバイトで毎月約3万円を確保して、これを外食費や教科書代に充てています。外食費は約2万円で、友達と飲みに行ったり、遊びに行ったりするときに使います。法学部では、法律が改正されると教科書や『ポケット六法』などの資料も買い替えなくてはならないので結構大変です。 ――サークル活動はしていますか。 「法友会」という法学部生しか入れない公認サークルに入っています。地元弁護士会の先生と連携して、中高生に身近な法律問題について学んでもらう活動をしています。私は2年で代表、3年で会長を務めました。 法律というと、かなり難解で机上の空論と思われがちです。でも、例えばコンビニでお菓子を買う時も実は「売買契約」が成立しているように、法律は身近な存在です。私もサークルで法律のことを教えながら、そのことを再認識できています。かといって、法律のことばかり考えすぎると、一般の人の素朴な疑問や感情がなおざりになってしまいます。そういったものにも気づかされ、このサークル活動はとてもプラスになりました。 2024年春からロースクール(法科大学院)への進学が決まっているので、一緒に進学する友達と自主ゼミを設けて、司法試験対策として、さまざまな問題についてお互い検討し、議論することを続けています。