地元西武園でジカ競り宣言4着! 奮闘した武藤龍生「集中してレースに臨んだ」
西武園競輪場で7日から「報知金杯(FI)」が開幕。S級準決勝に出走する武藤龍生に話を聞いた。 直前の福井では優勝と最高の流れでこの地元戦を迎えた武藤龍生。ただ、初日特選は関東が1人の構成で並びが注目されたが武藤の選択は「北井さんジカ」だった。 この経緯については「北井さんが強すぎるので。地元戦だからというよりジカで行くのが1番車券に貢献できる選択だと思うので」と説明してくれた。 レースでは周回中から小原太樹と体をぶつけ合い、北井の踏み出しに互いに離れて山田庸平-岩津裕介が番手に嵌まる形に。ただ「北井さんを1人にはできない」と二の足を使って番手に追い上げた。結果は1番脚が溜まっていた浅井康太が捲りを繰り出し北井は3着、武藤は4着の結果。 「競りだったし、より一層集中してレースに臨んだ。1度は離れてしまったけど、そこから追い上げる事ができたので。向日町記念から宿口陽一さんから買い取った自転車を使っているのですが、ようやく落ち着いた感じ。準決勝はこのままいじらずにこの状態で北井さんにどこまで食い下がれるか試してみます」と確かな手応えを感じた様子。 前記した通り勝負の準決勝は北井の番手を用意された。親王牌には残念ながら出られない為、今は競輪祭に向けて上積みを作っていると言う。この地元戦が終わったらだいぶ斡旋が空くため今回は何としても結果を求めたい。(アオケイ・松野記者)