鮮やか先制 相手のシュートはゼロ…8大会ぶりの8強進出の東福岡が堅実さを発揮「今日の試合は大きい」監督も満足【全国高校サッカー選手権】
◆全国高校サッカー選手権 東福岡1―0阪南大高(2日、浦和駒場スタジアム) 試合を重ねるごとにプレーの質を上げている。東福岡が8大会ぶりの8強進出を決めた。 ■16歳女優がミニスカ制服リフティング【写真】 2回戦までは伝統のサイド攻撃が影を潜めたが、3回戦では開始早々から持ち味を発揮した。前半8分、左サイドの神渡寿一(3年)がスピード豊かなドリブルで駆け上がり、中央の伊波樹生(同)にパス。伊波は「GKをしっかり見て冷静に決めることができた」と右足で先制点をたたき込んだ。 その後も神渡が再三左サイドから持ち込んだが、決定力を欠いて追加点が奪えない。ハーフタイムで平岡道浩監督は「後半は集中して絶対に隙を見せるな」と指示。そして守備陣が結束した。 単純に1点を守りにいくのではなく、大坪聖央(3年)、山禄涼平(同)のセンターバッグ2人とGK後藤洸太(同)を軸に圧力をかけ、相手にほとんどチャンスを与えない。ロングボールやセカンドボールでも反応の素早さと高さで優位に立った。終わってみれば、試合を通して相手にシュートを1本も打たせなかった。平岡監督は「きょうの勝利は大きい。格上相手にも勝負できる」と手応えを感じ取っていた。 福岡県大会決勝までの3試合と合わせ、これで6試合連続無失点。身長185センチの大坪は「自分の特長の高さを生かし、目の前の一戦をしっかり戦っていく」と気を引き締める。攻守に堅実さを見せ始めた「赤い彗星(すいせい)」。静岡学園との準々決勝へ、もう一つギアを上げる。(安田栄治) 【#OTTO高校サッカー】