成果を上げる若手社員の、上司からの信頼を得る「3つの質問法」
上司からの信頼を高める「質問法」
「上司に何をどう聞くか」に少し意識を傾けるだけで、「しっかり時間をかけて考えてきた質問だな」と評価が上がります。 とはいっても、「どう質問すればいいんだろう?」という方も多いでしょう。いくつか質問法の「型」を知っておくと質問しやすくなります。 一つ目は「秘書的質問法」です。 上司は日々さまざまなタスクを抱えており多忙です。そんなとき、秘書のサポートのような質問で助けられることがあります。 「1週間後のクライアントへの訪問ですが、お土産は私が準備しましょうか?」 この質問が上司へのリマインドになり、「おお、そうだった」「よく覚えていてくれたな」ときっと重宝されます。 二つ目は「問題解決型質問」です。 たとえば「今回のプロジェクトがうまく進まない原因って何でしょうか?」といったように、一緒に案件を進める上司に質問を投げかけてみましょう。 これは「教えてほしい」という問いかけの言葉でありながら、「一緒に自分も考えたい」という、問題解決に向けて協働する想いが込められています。「何とか前に進めたいので、知恵を貸してください」といったスタンスの質問方法なのです。 これを聞いた上司は、喜んで「そうだなあ...」と一緒に考えたり、上司ならではの考えや知恵を授けてくれたりするでしょう。 問題解決型質問をするときのポイントは、軸足はあくまで自分に置いておくということ。「どうすればいいんですか?」という一方通行の問いかけでは「少しは自分で考えろよ」とダメ出しされ、評価を下げることにもなりかねません。 三つ目は、「チェックイン型質問」です。 この質問は、コミュニケーションを円滑にしたいときにおすすめです。 質問内容は仕事から離れ、上司がプライベートで大切にしていることを話題にします。たとえば「この前のゴルフ、どうでしたか?」「お子さんの野球の試合、どうでしたか?」といった具合です。上司の顔が思わずほころぶような問いかけをしましょう。