中日・柳裕也「11月はフリーでいる予定でした」心技体の鍛え直しへブルペン100球で秋季キャンプ開幕
中日は9日、沖縄・北谷で秋季キャンプをスタートした。再起を誓う柳裕也投手(30)は初日にブルペンで100球を投じた。後輩右腕の松木平や仲地も100球超えするなかで、自身も負けじのピッチングだ。若い選手と過ごす沖縄で「心・技・体」の鍛え直しをテーマに掲げた。 高温多湿な沖縄・北谷の空の下、ブルペンで心地良いミット音が響く。柳が100球ジャストを投げ切った。 「途中からはヘロヘロでしたが、周りもみんな投げていましたし、100球はいこうと思っていました」 横で投げていた松木平は103球、仲地は151球、根尾も90球を超えていた。「先発は球数、とコーチにも言われている。投球フォームも自分なりにいろいろと考えて投げました」。思考を巡らせ、後輩右腕たちに負けじと腕を振り続けた。午後も陸上競技場でひたすらランニング。充実の沖縄初日が終わった。 本来であればこの場にいる投手ではない。「今年バチッと活躍して、11月はフリーでいる予定でした」。今季は終わってみれば4勝どまり。「ふがいない成績でした」と志願して秋季キャンプに参加した。
中日スポーツ