新潟ラビッツ対三菱電機　第2Q、シュートを放つ新潟ラビッツ本田

＜バスケットボールWリーグ2部：新潟BBラビッツ71－69三菱電機＞◇26日◇新潟市東総合スポーツセンター 　新潟アルビレックスBBラビッツがホームで三菱電機を71－69で破り、連敗を2で止めた。前半はPF本田朱里（23）PG北川聖（23）の3点シュートを中心に得点を重ね42－30で折り返す。後半は最終盤に追い上げられたが2点差で逃げ切り、1部昇格を争うライバルに今季初黒星をつけた。 　第1クオーター（Q）から攻撃をけん引した本田の特技は寝ること。「2分あれば寝つける。短時間でも熟睡できる」と笑う。一方で試合では、目の覚めるような3点シュート3本を含めて両チーム最多15得点。ポストプレー、リバウンドでも会場を何度も沸かせた。 　東英樹監督（58）は50－59で惜敗した25日の第1戦後「ごまかしではなく、王道でいきたい」と勝利を渇望した。立ち上がりから終盤まで運動量を落とさず、オフェンスも中と外をうまく使い分けながら相手に的を絞らせなかった。「真っ向勝負で勝てたことが収穫」と指揮官。本田も「強豪相手に自信がつく勝利だった」と喜んだ。【小林忠】 　○…SG中村華祈（21）が第4Q、67－66と1点差に詰め寄られた残り5・8秒で3点シュートを決め、勝負を決めた。「監督からリングだけ見ろ、と言われた。自分と仲間を信じて打った」と劇的ショットを笑顔で振り返った。試合後のセレモニーではファンの声援に涙。「（涙は）自分のパフォーマンスに満足できなくて。もっと得点が欲しい。この日の勝利を自信に、もっと成長したい」と話した。