筋トレ大好きチアリーディング講師がつくりあげたお尻と太もも 優勝の鍵は「食べて痩せる」
「筋トレを始めて2年、ようやく自分の理想とするような筋肉が実ってきたと思います」 キュッと引き上がった丸く大きいお尻に、艶やかな弾ける太もも。筋肉に支えられた女性の身体は美しい。10月12日(土)、年代別で健康美を競う最大手ボディコンテスト団体のベストボディ・ジャパン主催の『マッスルモデル&フィットネスモデル2024静岡大会』が催された。 【写真】小杉春佳さんの弾ける筋肉美脚
しなやかな筋肉美を審査基準とするフィットネスモデル部門ガールズクラス(18歳~34歳)のグランプリに輝いたのは、チアリーディング歴10年、キッズチアリーディング講師の小杉春佳(こすぎ・はるか/26)さん。最低でも1日2時間のトレーニングを週に4日行う生粋の筋トレ好きを自称する小杉さんは、筋肉を発達させる上での食事の大切さを大会を通じて学んだという。 「今年4月に参加した初大会で始めて減量を体験したとき、体重が落ちないことに焦って食べない減量をしました。代謝もせっかくつけた筋肉量も落ち、非常に辛い体験でした。今回はまず増量を挟んで代謝を復活させるとともに、さらなるバルクアップを計りました」 減量直後の枯渇した身体は栄養吸収力が高くなる。それを利用して短期間で筋肉量を上げることに成功した。今まで培ってきた筋トレの成果が、適切な栄養を得たことで開花したのではないかと小杉さんは語った。 「前回の反省を活かして食べないダイエットはやめ、健康的な減量方法を学びました。30gのオートミールでも痩せなかったのに、雑穀米と鶏胸肉をメインにしてしっかりとカロリーと栄養は確保したままトレーニングと有酸素を行ったところ、みるみる体重が減っていきました。“痩せるためには食べる必要がある”ということを学んだのが、今回の大会の一番の収穫でした」
過度な食事制限は身体に危機のシグナルを送り、代謝を減少させ心身の活力を奪う。そして、生命維持を優先させた結果、脂肪より先に筋肉から分解していく。最悪の場合、見た目は萎んでいるのに脂肪だけが残る。この悪循環に陥り、食べる量を減らせば減らすほど痩せなくなっていくスパイラルに陥るダイエッターは多い。美しい痩身には適切な栄養知識は欠かせない。 「大会中、張りのある筋肉の状態を維持できたのも知識に基づいた栄養管理を行ったからだと思います。さらに理想に近づけるよう、知識も身体もアップデートを重ねていきたいです」
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代