今秋の「四季報アノマリー」シーズンに注目すべき"材料株"
『会社四季報』の最新号が発売となる今週、中秋の名月のように燦然と輝く有望株は現れるか(写真:TAKEZO/PIXTA)
『会社四季報』発売日の前後には個別・材料株が活躍する――。 本連載 で何度となく主張してきたアノマリー(よく当たる相場での経験則)だが、再びその経験則に注目すべき時期を迎えたようである。 ご存じの方はすでに準備万端怠りないと思われるが、今週9月16日(金)が 『会社四季報』最新号(秋号) の発売日だ。四季報は毎年3月、6月、9月、12月に発売され、各月第3週にかけての週末・週初が発売日として設定されることが多いようである。 ここで重要なのは、同じ3・6・9・12月の第2金曜日が恒例となっているメジャーSQ(株価指数先物とオプション取引の清算日が重なる日)の翌週にあたるということだ。SQの決着が上方向であれ、下方向であれ、それまで指数トレードの動向にばかり集中していた市場の関心がふと、しばし忘れられていた個別株の動向に向かい始める、その絶好のタイミングで『会社四季報』が発売されるということである。
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岩本 秀雄