<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/14 東播磨 大西悠斗選手/神戸国際大付 能登原健生選手 /兵庫
◆東播磨 ◇内外野守り、投げて打って 大西悠斗選手(1年) 秋の大会では、主に右翼手として中軸でも起用され7試合に出場。ただ、内外野守備に加え投球練習もこなしており、この先の選択肢は幅広い。 「自信を持てず精神面、技術面の全てが課題」と、自分を見つめる目は厳しい。回転数が多い直球を投げられるが、体が早めに開くため、球に力が乗りにくい。これを克服しようと、フェンスに付けたゴムチューブを後ろ手で引っ張り、胸筋を鍛えている。 冬の間は体づくりに専念した。たんぱく質を補給できるパンを食べ、下半身強化のウエートトレーニングに取り組んだ。体重は5キロ増え、打っても飛距離の伸びを実感する。 21世紀枠候補校に選ばれて以来、動画サイトで吹奏楽の応援演奏を聴くなどし、長年の憧れだった甲子園への思いを高めている。自分を鼓舞し「一球一球を大事にプレーしたい」と力を込めた。 …………………………………………………… (1)175センチ・71キロ(2)右投げ、右打ち(3)高砂・鹿島中(4)読書、音楽を聴く(5)フルーツ、洋菓子/ナマコ ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇努力を重ね好機で強さを 能登原健生選手(2年) 降雪量が多かった中学校では、冬に雪かきやタイヤ転がしの練習が多く、足腰が鍛えられた。路上でスリップした車を後ろから押し進めることもあり、上半身の筋力もアップした。 秋からベンチ入りし、公式戦8試合に出場。3割7分5厘の打率を残し、長打も放った。一方で、県大会での2度の見逃し三振を反省。コーチから薦められた野球本を熟読して「緊張しがちな性格を克服した」という。 選手寮では毎朝5時半に起き、30分間の素振りを欠かさない。軟式野球部の出身で「努力して皆に追いつきたい」との思いが強いという。 英ロックバンドのクイーンの曲を試合前に聞いて気分を盛り上げる。センバツでは背番号7を付け、先発メンバーに名を連ねる。「チャンスの場面で確実にヒットを打つ」と意気込んでいる。 …………………………………………………… (1)172センチ・79キロ(2)右投げ、右打ち(3)京都府福知山市・日新中(4)サッカー観戦(5)母の手料理/なし ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕