減税は継続すべき?名古屋城の復元は?名古屋市長選挙に立候補した7氏の経歴・政策まとめ
尾形慶子氏は三重県四日市市出身、三重県四日市市卒業。緑の党の結党に参加し、緑の党グリーンズジャパン共同代表・国際部長を勤める
尾形氏は三重県四日市市出身、大阪外国語大学卒業。東京で就職し、夫の転勤のために退職。アメリカ、フランス、ベルギー、ブラジルでの暮らしを経て、緑の党の結党に参加。グリーンズジャパン共同代表・国際部長を務めました。
尾形氏が掲げる政策とは
尾形氏は自らのホームページにおいて以下の政策を公表しています。 1 小学校給食はすぐに無償化 中学校は、全員給食で無償化をめざします。 小学校給食はすぐに無償化します。50億円あればできます。市民税減税をやめれば100億円できるのでおつりが出ます。 中学校のスクールランチは冷めてしまって評判が良くないので、自校式の完全給食にします。その後、無償化します。調理場を自校にできなければ、当面は最寄りの小学校の調理場で作って運ぶなど工夫します。 大事なことは、有機・減農薬の食材を使うようにすること。近隣の市町と協力して有機農家を増やし、食材の半分は有機・減農薬を目標にします。 2 補聴器の購入に5万円補助(60歳以上) 介護保険料・国民健康保険料・後期高齢者医療保険料も軽減します。 補聴器は高いですが、認知症予防にもなります。減税をやめて、60歳以上の方に5万円補助します。他にも、愛知県で一番高い名古屋市の社会保険料(国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療保険の保険料)を軽くするよう補助します。 3 天守閣国増加は中止 現天守閣を耐震化 購入済みの木材は、全国の文化財修繕に活用を提案します。 名古屋城天守閣の木造化は中止します。今の天守閣を耐震改修して、むしろ戦後復興のシンボルとしてお披露目しましょう。今年、「なごや平和の日」を天守閣が空襲にあった5月14日に制定したのですから。 この日ごうごうと燃えるお城を目にして悲しんだ名古屋市民が、費用の3分の1を寄付して再建がかなったのです。大切に保存するべきです。 耐震改修費用は約29億円。対して、木造化は建設費のみで約505億円もかかります。木材は約100億円分を調達してありますが(木造化の目途も立たないのに)、幸か不幸か木材価格は上がっているので、損を出さずに他の文化財修繕などに回すことができるでしょう。 現天守閣を耐震補強するなら、車いすの方も問題なく上がってもらうことができます。も燃えやすい木造建築の防火、火事のときに2方向の避難など問題は解決できそうにありません。天守閣より文化財として価値のある石垣の保存も時間がかかります。文化庁に認められる目途はほとんどないので、プロジェクトはとん挫しています。 入場料収入の予測は非現実的です。このプロジェクトは莫大な無駄遣いとなるでしょう。 木造化は中止にして、現天守閣を耐震補強し、戦後復興と平和のシンボルとして大切にするべきです。 重点政策 1 ゼロ歳から大学生まで、子育て・教育の負担をなくす 医療費の無償化に加え、保育・学童の無償化もすすめます。 2 女性が暮らして安心! 女性の貧困をなくすために、経済的支援やワンストップ相談を充実します。 3 地元の中小零細業者がうるおう経済政策 市が発注する事業は時給1,500円以上(公契約条例)。地元業者による住宅リフォームや断熱改修に補助します。 4 住民の暮らしを支え、災害から守るマンパワーを充実 削られてきた市職員を増やし、非正規職員を正規化。5年で雇止めはしません。 5 ヒートアイランド現象を和らげ、市民を暑さから守る 涼しく歩けるみどりの街。公共施設・学校の断熱改修。再生可能エネルギー拡大。