第2次石破政権 “居眠り”始動にネット「よく寝ていられるな」 首相指名選挙は30年ぶり決選投票
衆院選を受けた第215特別国会は11日召集された。石破茂首相(67)=自民党総裁=が、衆院本会議での首相指名選挙で立憲民主党の野田佳彦代表(67)との決選投票の末、第103代首相に選出された。衆院の首相指名選挙で決選投票が行われるのは1994年以来、30年ぶり。首相は組閣に着手、皇居での首相任命式と閣僚認証式を経て、公明党との連立による第2次石破内閣が発足した。少数与党内閣で、政権運営の厳しさが増すのは確実だ。 衆院本会議での首相指名選挙は1回目の投票で誰も過半数に届かず、決選投票に持ち込まれた。決選投票では石破氏221票、野田氏160票、無効票84票で、石破氏が首相に選出された。 1回目の投票時、石破氏がしばらくうつむいて目をつむり、寝ているように見える一幕があった。テレビで生中継されており、SNSに「よく寝ていられるな」などとコメントが書き込まれた。菅義偉元首相もまばたきする以外に動かない姿も映し出された。 《異例無効84票》 衆院の決選投票では無効票が84票も投じられる異例の事態。SNSへの投稿では「失望した」「総選挙で示された民意に背く」などと怒りの声が上がった。国民民主党は所属議員28人全員が「玉木雄一郎」と書き、全て無効になったとみられる。