兵庫県知事選挙現地ルポ/「民意って何?」が今、問われている(オフィス・シュンキ)
地方自治は執行機関である「首長」と議決機関である「地方議会」による二元政治で成り立っています。3月に発覚した「文書」から発した議会側の動きが今回は活発であったのは間違いありません。そして、全議員が9月19日に「県政に深刻な停滞と混乱をもたらした」として「不信任決議」を突き付けて、前知事が失職を選ぶ事態になったのです。議会を構成する議員も選挙で選ばれています。つまりは知事も議員も県民の負託を受けています。県議会議員の決議は、県民の声の代表であるはずなのです。県議会が突き付けた決議が県民の民意の代表なら、斎藤候補の演説に集まる聴衆や事務所の青い付箋も県民の民意です。 多くの候補が「知事の資質を問う選挙」と街頭で自らの政策を述べるより先にいう選挙。結果はもう間もなく出ます。 (オフィス・シュンキ)