「きくらげで日本一になる!」妖精に扮する女社長が売る「国産きくらげ」の価値とは?
スイーツやドリンクに用いられるのは、1万枚に1枚ほどの確率で発生する色素のない白いきくらげ。それを乾燥させて粉末状にしたものをわらび餅や白玉だんごに加えると、よりもっちりとした食感になるという。一方、ドリンクにはあえて粒感を残したきくらげが入っていて、タピオカやナタデココのようなアクセントになっている。 現在、「甘味処 よび田屋」はプレ・オープン中で、正式なオープンは4月初旬。豊川稲荷は商売繁盛のご利益があるといわれ、それにちなんだ「繁盛餅」なるきくらげ入りの看板メニューが発売される。
「実は、繁盛餅は最終的な味の調整をしていて、まだ完成していないんです。でも、伊勢の赤福餅のような唯一無二の名物にしたいと思っています。豊川を含めた東三河エリアは農業がとても盛んな地域ですが、豊川といえばきくらげといわれるような特産品にするのが私の夢です」(喚田さん) 喚田さんのバイタリティーと行動力、そして、けっぴーのアシストがあれば、子どもたちと約束した「きくらげで日本一になる!」という夢も決して雲をつかむような話ではない。筆者も同じ愛知県民として今後も応援していこうと思う。
永谷 正樹 :フードライター、フォトグラファー