米国の砲弾前線に届き始める チャシブヤール正面の防衛戦
チャシブヤール、ウクライナ、6月26日 (AP) ― ウクライナ東部最前線の町チャシブヤールを防衛するウクライナ軍によると、ロシア軍の猛烈な攻撃が続いており、部隊のローテーションや一部部隊への物資の供給が滞っているという。 10カ月におよぶ激戦の末昨年、ロシア軍に占領されたドネツク州バフムートの西側に位置するチャシブヤールは、その戦略的位置と高台という絶好の場所にあることで、ウクライナ軍とロシア軍の双方の攻防が激しさを増している。 この4月、渇望していた米国の軍事支援が承認されたが、援助が数カ月遅れたことで、チャシブヤール正面のウクライナ軍は守勢に立たされている。 ウクライナ陸軍第43独立砲兵旅団は、旧ソ連開発の2Sピオン 203mm自走カノン砲でロシア軍陣地を砲撃しているが、米国からの砲弾が前線に届き始めた。 「国土の1ミリ、1センチがわれわれにとって重要だ。ロシア軍の前進を許せば許すほど、われわれは不利になる」と部隊長は語った。 (日本語翻訳・編集 アフロ)