iPhoneの「カレンダー」と「Googleカレンダー」、どっちが良い?|iPhoneでGoogle
■応用機能に差はある?
続いて、予定に対するファイルの添付操作と、会議サービスとの連動などについてチェックしてみます。 iOSの「カレンダー」アプリでは、「iCloud」のアカウントとして作成したカレンダー(iCloudカレンダー)に対して、「ファイル」アプリを介してファイルを添付する操作が可能です。また、カレンダーのアカウントを問わず、登録してある予定に対して、FaceTimeでのビデオ通話用リンクを作成することもできます。操作は、登録する予定の編集画面で「場所またはビデオ通話」の欄をタップし「FaceTime」を選択するだけです。 一方の「Googleカレンダー」も、予定の編集画面の「添付ファイルを追加」の欄から「Googleドライブ」を介したファイルの添付操作が行えたり、「ビデオ会議を追加」の欄から「Google Meet」でのビデオ会議用リンクを作成することができるなど、同等の機能を利用できます。 つまり、こうした実用的な応用機能に関しては、特殊な使い方をしない限り、さほど致命的な差はないと考えてよいでしょう。 なお、iCloudカレンダーとして登録した内容を「Googleカレンダー」アプリへと移行する方法はあるものの、移行手順自体が複雑ですし、やや手間もかかるのであまりお勧めしません。一方で、Googleカレンダーの予定をiOSの「カレンダー」アプリ上に表示させることは容易です。 そのため、筆者のおすすめは、使用するサービスとしては、iCloudカレンダーとGoogleカレンダーを併用し、使用するアプリとしてiOS標準の「カレンダー」アプリを選択する方法です。このスタイルならば、iPhone上での直感的な操作を維持しつつ、Apple製品ユーザー以外ともGoogleカレンダーで共有カレンダーを作成しやすいといったGoogleカレンダーのメリットも活かせます。 もちろん、人によって感じ方は違いますし、ほかにもサードパーティ製アプリを使う方法もありますので、あくまでも一例として捉えつつ、広い視野で検討してみてください。