監督がサッリ&トゥドルから交代のラツィオは弱体化懸念も新副主将は新指揮官に期待「バローニは強い。モチベーションにつながる」 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオに所属するモンテネグロ代表DFアダム・マルシッチが14日、クラブ公式メディアのインタビューで新シーズンへ意欲を見せた。 【動画】鎌田大地を徹底深掘り!
わずか3カ月の間に、マウリツィオ・サッリとイゴル・トゥドルと2人の指揮官が電撃辞任をしたほか、主力の鎌田大地やフェリピ・アンデルソン、10番のルイス・アルベルトや主将のチーロ・インモービレが相次いでチームを去ったラツィオ。新指揮官として元ヴェローナのマルコ・バローニを招聘したが、弱体化が懸念され、シーズン終了後にはファンによる抗議デモも行われる事態となった。 そんな中、ラツィオはイタリア北部のアウロンツォでプレシーズンをスタートし、ローマのクラブで8年目のシーズンに臨む31歳のDFアダム・マルシッチがクラブ公式メディア『Lazio Style Channel』のインタビューで語った。モンテネグロ代表DFは、60歳で初めてビッグクラブの指揮を執るバローニに期待を寄せている。 「バローニはトレーニングへの意欲が高く、強い指揮官だ。一緒に始めてからまだ数日しか経っていないが、すでに自身のアイディアを持っているのが見て取れる。僕らにとってモチベーションにつながるよ。今後も、これまでのような取り組みを続けていかなければならない」 マルシッチは、今夏にラツィオを退団したインモービレらに言及したほか、波乱の2023-24シーズンを教訓としたい考えだ。 「フェリピやルイス・アルベルト、そして僕らのカピターノ、インモービレらベテラン選手がチームを去った。代わりに新選手が加入したが、長らくチームにいる僕らがチームの環境やここで期待されていることについて、説明していかなければならない」 「昨シーズンのリーグ戦から学ばなければならないことはたくさんある。小さな細部が違いを作り出すこともあるので、毎試合で全力を尽くさなければならない。試合に勝つための方法はそれ以外にない」 なお、アウロンツォとの親善試合では、マルシッチが試合開始からキャプテンマークを巻いたが、31歳DFは自身は副主将であり、インモービレの後継者はダニーロ・カタルディであることを明かした。「僕らのカピターノはダニ(カタルディ)だ。今日は先発しなかったので、僕が腕章を巻いた。誇りに思う一方で責任も感じるよ。だが、腕章を巻いていなくても、常に全力を尽くさなければならない」と述べた。 試合情報 ハンザ・ロストック vs ラツィオ 試合時間:2024年7月27日(土)日本時間22:00 会場:オストゼーシュタディオン