「のどが渇くのは、暑いからでも、更年期だからでもない⁉」 大ごとになる前に「糖尿病の兆候」をつかみたいならチェックして!【ヘモグロビンA1c】
Q. 血糖値(ヘモグロビンA1c)はどう見ればいいですか?
A. ヘモグロビンA1cは、血糖値の状態を評価する指標です。 通常の血液検査は、検査を受けたそのときの状態しか評価できませんが、ヘモグロビンA1cは過去1~2か月の血糖値を調べることができます。 ヘモグロビンA1cの正常値は、日本糖尿病学会によると、「4.6~6.2%」と定義されています。 ただし、正常範囲内でも、6.0~6.4%だと糖尿病の可能性が否定できず、さらに、6.5%以上だと糖尿病が強く疑われるとされています。 また、特定保健指導においては5.6%未満が正常値です。 糖尿病の診断は、ヘモグロビンA1cの測定だけではなく、問診や採血、尿検査などを行って評価します。 ▶この記事の【後編】を読む▶血糖値を正常に保つためにはどんなことに気をつけるべき? 血糖値のコントロールが気になる人におすすめの漢方薬は?
あんしん漢方/薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 碇 純子