全米メディアは大谷翔平のMLB史上初となる二刀流球宴選出と31号にダブル注目「なぜベーブ・ルースはできなかった?」
メジャー球宴で指名打者選出に続き選手間投票で投手でも選ばれたことについては「またもう1つ素晴らしい偉業がもたらされた。彼は7月12日にホームランダービーにも出場する予定で、エンゼルスは13日の試合で打って投げさせることに対して前向きでいる」と絶賛し、史上初の二刀流が実現する見通しであることを明かした。 さらに「大谷は、ベーブ・ルース(1921年、28年、30年)、ロジャー・マリス(61年)、レジー・ジャクソン(69年)、ケン・グリフィーJr.(94年、98年)、ルイス・ゴンザレス(2001年)、バリー・ボンズ(01年)、デビッド・オルティス(06年)、クリス・デービス(13年)、クリスチャン・イェリッチ(19年)に続き、オールスターブレーク前に少なくとも31本塁打を放ったわずか10人目の左打者となった」という記録を紹介。 「過去20シーズンではアルバート・プホルス(09年に32本)、クリス・デービス(13年に37本)に次いで3位タイの本塁打数となる。彼はまたア・リーグ史上初のオールスターブレーク前に31本塁打、12盗塁を達成した選手でもある」と大谷が次々と塗り替えている記録について説明した。 「大谷が、歴史を作り、エンゼルスがサヨナラ勝ちでスイープとした試合で驚異的な本塁打を放つ」との見出しを取って報じたのはCBSスポーツだ。 「エンゼルスの二刀流スター、大谷のニュースが何もなく一日が過ぎることはなさそうだ。この数カ月、彼は、ほぼ毎日話題を作り上げてきた。日曜日も例外ではなかった」と、大谷の31号とメジャー球宴の二刀流での選出について伝えた。 同メディアは「オールスターブレーク前に31号を放った27人目の選手となる。記録は39本(2001年のバリー・ボンズ)だ」と紹介。 「エンゼルスはオールスターブレークまで残り6試合。(39本に)届かないだろうが、何か足跡を残すことはできるかもしれない。34本を打ったのは7選手のみ。彼が(6試合で)3本を打つことは可能だろう。大谷はメジャーで本塁打と長打率でトップに立っている」と、その驚異的な量産ペースを称えた。 また「彼は選手間投票を通じ投手でオールスターチーム入りした。彼はファン投票で選ばれDHで先発出場もする。オールスターで投手、攻撃の両方で選ばれた選手は史上初。歴史を塗り替えるリストがますます増えていくことになる」とし、“大谷さん、また舞台での拍手に応えてください”とメッセージを送った。 パドレスのダルビッシュ有(34)も選手間投票で、マリナーズの菊池雄星(30)は、機構の推薦でそれぞれメジャー球宴出場が決まりダルビッシュは大谷との対戦を熱望している。