ホンダ発125ccクラスEV「CUV e:」ヨーロッパ市場に登場! パワフルモーターで世界中を駆け抜ける
ホンダは2023の電動原付バイクのEM1e:登場に続き、欧州向けの2台目の電動バイクであるCUV e:を投入することを発表した。これは、2025年までに世界中で10台以上の電動二輪車を導入するというホンダの計画のさらなる前進であり、2040年代の二輪車のカーボンニュートラルという長期目標に向けたものである。このモデルは2024年10月にインドネシアで発表があったばかり。環境への配慮が強く求められるヨーロッパ市場でも販売することで実績を積み、日本へも導入となるか、続報が気になるばかりである。 【画像】ホンダCUV e:をギャラリーで見る(17枚) 文/Webikeプラス 川越 雅樹
30年の時を経て進化したCUV
CUVという文字はホンダから登場していた、初代CUV ES(Clean Urban Vehicle Electric Scooter)から来ている。1994年に発売された日本市場限定モデルであった。 それから30年の時を経て登場したCUV e: は非常にスムーズな加速と125ccの内燃機関スクーターに近い最高速度を備え、より現実的なスペックと最新の装備を身に纏ったことで世界で活躍する可能性を持っている。 CUV e:はエレガントなスタイルで、常に時代の先をいくHondaのバイクを表現することはもちろん、同時に快適性や機能性をすべて兼ね備えたフルサイズスクーターでもある。
詳細説明
────────── バッテリーと充電器 最高速度は83km/h リバースモードも搭載 ────────── 電動スクーターをより使いやすく、現実性の高いものにするスペックを手に入れた。 最高速度:83km/h 航続距離:70km (WMTC モード) Honda Mobile Power Pack e 2 個:搭載(48v/1.3kWh) 強力なパフォーマンスを実現する6kW E-Driveサイドモーター 充電時間は 0~100%で6時間、0~75%で3時間 (各バッテリー) より快適なリバース機能「リバースアシスト」 E-Drive側モーター (最大6kW) は、メンテナンスの手間がかからないトランスミッションギアを介して後輪を回転させる。CUV e:は、2つの48Vリチウムイオン ホンダモバイルパワーパックe:を搭載している。このバッテリーパックは、内部の耐久性、信頼性、品質に対する揺るぎない重点を置いてホンダによって開発された。2つのパワーパックの使用により、活発な加速と83 km/hの最高速度が実現される。なお、3つの運転モードが利用可能だ。 ・STANDARDモード:バランスを追求し、スムーズな電力供給を提供する。 ・SPORTモード:電気自動車特有の力強い加速を体感できる最もパワフルなモード。 ・ECON モード:より扱いやすい、より穏やかな電力供給を生成する。 CUV e:は、乗客と30kgの荷物を積んだ状態で、停止状態から13度の坂道を乗り越えることもできる。リバースアシストにより、駐車スペースへの出入りや、都市部の狭いスペースでの駐車時の操作が容易になる。 Hondaモバイルパワーパックe:は交換可能なユニットで、CUV e:から簡単に取り外すことができ、自宅などでの充電に便利である。冷却ファン付きの充電器は、単相AC100~240Vの家庭用電源から電力を供給され、最大270Wを生成する。Hondaの耐久テストによると、Honda Mobile Power Pack e:は2,500回以上充電可能だ (社内テスト条件下)。 LEDインジケーターは充電状態を4つのセグメントで表示する。Hondaモバイルパワーパックe:の本体重量は約10kgで、握りやすいハンドルにより持ち運びや交換も簡単に行える。さまざまな温度、湿度レベル、衝撃、振動に耐えるように設計されている。