「果たしてレオンにルックマンのような徳はあるのか?」“美”を優先?ミランの10番を巡り伊解説陣が激論! | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】セリエA第11節のナポリとのビッグマッチで2得点を挙げたアタランタのアデモラ・ルックマンと、物議を醸すミランの10番ラファエウ・レオンの2人について、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣が比較し、見解を示した。 【動画】レオンが圧巻のドリブル突破も最後はゴールより“美”を優先?
敵地のナポリ戦でドッピエッタ(1試合2得点)を決めて今シーズン6得点目をマークし、3位アタランタをけん引するアデモラ・ルックマンと、モンツァ戦で途中出場から圧巻のドリブル突破を見せたミランの10番ラファエウ・レオン。『ダゾーン・イタリア』の番組「Dazn Serie A Show」では、長友佑都のチェゼーナ時代の元同僚でもある元イタリア代表MFマルコ・パローロ氏ら解説陣がセリエAで注目の2人のFWを比較した。 パローロ氏はまず、レオンかルックマンのどちらかを選択するかを問われると、迷わず後者を選択。アタランタFWを絶賛した。 「ルックマンは、ヨーロッパリーグ決勝でハットトリックを決めた決定力のある選手だよ。好調なのがピッチからも伝わってくる。アタランタの試合を完全に変えることができる選手だ。アタランタにおいて、不可欠な選手がいるとしたら、それはルックマンだ」 元スイス代表のヴァロン・ベラーミ氏は、レオンがミランで絶対的な地位を築いているために、ルックマンのような努力の姿勢が見えないことを批判した。 「ミランでは、(指揮官パウロ)フォンセカがレオンを外して負けるたびに、解任のリスクを負うことになる。チームやクラブのアイデンティティがどれほど影響力を持つのか分からないが、ルックマンがひどいパフォーマンスをすれば、外される。アタランタでは競争が激しいからね」 「一方、レオンの場合、いくら苦戦しても、彼が態度を変えないことは、われわれも目にしてきた。スタメンの座を取り戻そうとする姿勢や反発心が一切感じられない。スタメンの座は彼のものだからだ。だがいま、フォンセカがそれを彼に許していない」
【関連記事】
- ●レオンに託されたミランの腕章を巡り伊解説陣の議論が白熱!「チームの魂であるはずがご褒美に」意味深ジェスチャーのユーヴェFWも分析「彼はザークツィーの正反対」
- ●【インタビュー】バロテッリが語る古巣インテル&ミランの思い出…「からかわれていると思ったら本当の話。カルチョの歴史で彼のような人物は二度と現れない」
- ●カフー氏が振り返る2度のキャリアの分岐点、実現しなかったパルマ&日本移籍「ミランから連絡があった時、横浜FMからお金が振り込まれた後だったが」
- ●「バンディエラは売っても買ってもならない」黄金期ミランを築いた名物会長ベルルスコーニ氏の名言&迷言を振り返る
- ●なぜミラン新監督はアントニオ・コンテでなくフォンセカに?幹部イブラも示唆したその理由を伊紙が分析