「果たしてレオンにルックマンのような徳はあるのか?」“美”を優先?ミランの10番を巡り伊解説陣が激論! | セリエA
ゴールよりも“美”?
するとパローロ氏は、レオンがモンツァ戦の85分に見せたドリブル突破のシーンに注目。個人技を評価する一方で、チームのためにゴールを挙げることよりも、“美”を優先する姿勢に首を傾げた。チームメートらへ感謝の気持ちを持つルックマンとの違いを指摘した。 「レオンとはこのようなドリブルを見せる選手だ。彼は、イタリアにおいて彼にしかできないドリブルを持っている。これはルックマンにできない。だがゴール前に到達したレオンは、まるで自身がいかに美しくあるかを考えているかのようだった。多くの個人プレーを仕掛けていて、レオンはミランではない」 「一方、ルックマンはアタランタなんだ。ルックマンがバロンドール候補にノミネートされた時、彼は『僕がここにいられるのは、(ベラト)ジムシティや(マルテン)デ・ローンのおかげなんだ』と語り、アタランタの選手全員の名前を挙げた。こうした点から、この青年の徳が伝わってくる。果たしてレオンにはそれがあるかな」 元フランス代表GKのセバスティアン・フレイ氏も、レオンに対する苦言を述べている。ミランにおける立場上、はるかに大きな貢献が求められていると主張した。 「私は3年前、レオンについて『これからだ』という話をした。そして現在も『これからだ』と言わざるを得ない。契約を更新し、本当にミランで最も重要な選手であるのなら、『現在を上回る』ではなく、『はるかに上回る』貢献をしなければならない。彼はミランを代表する選手であり、重要な役割を担わなければならないはずだ。現在の彼は、ミランのようなクラブにふさわしいパフォーマンスを見せていない」
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