埼玉県三芳町とNSSOL、プログラミングで学ぶ環境教育教材を共同開発
日鉄ソリューションズ(NSSOL)は、埼玉県三芳町と共同で、プログラミングを通じて地域のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出ゼロ)を学ぶ授業コンテンツ「めざせ!カーボンニュートラル」を開発した。NSSOLが発表した。 NSSOLは、自社で開発・運営するプログラミング学習サイト「K3Tunnel\ケイサントンネル」にて同コンテンツを公開した。 両者は、10月に三芳町立藤久保小学校の6年生を対象に、三芳町版教材を使った実証授業を行った。この際に児童は、シミュレーター上で二酸化炭素(CO2)削減アクションを試行錯誤し、自身の生活で実践できることを検討した。 「めざせ!カーボンニュートラル」では、架空の町を舞台に、CO2排出量シミュレーターをプログラミングできる。自治体版では、地域の特色を反映したマップやCO2排出量データなどをカスタマイズ可能だ。三芳町版では、町のマップとCO2排出量データ、環境政策、CO2削減アクションなどを反映させている。児童などに対しては、プログラミングを通じて、地域のカーボンニュートラルを自身の問題として捉え、行動変容を起こしやすくする。 両者は、2050年のカーボンニュートラルの実現には児童への環境教育が重要だとしている。しかし、従来の環境教育は、国や都道府県単位の情報が多く、児童にとって身近に感じにくいことが課題となっていたという。今後は宮城県富谷市、岡山県真庭市と連携し、自治体版の教材開発を進め、その他の連携先自治体および授業実践校の拡大を図る。