ビットコインを上回るパフォーマンスをあげるには?──150のトークンを調査
分散投資は依然として過小評価
ここからわかることはなんだろうか? まず、勝者となるにはかなりのスキルが必要であることは明らかだ。おそらく5年前よりも今の方がその傾向は強い。金融緩和以降、暗号資産市場は進化しており、暗号資産プロジェクトの成長には、目に見える結果が期待されている。それでも、データを見ると、成功する確率が高そうな、少数のトークンのみを選んでも、ビットコインを上回る可能性は低い。 小規模なプロジェクトが、大きな潜在的可能性を秘めていることは依然として明らかであり、暗号資産市場が成熟したとはいえ、トップクラスの銘柄のパフォーマンスは、流動性や規模は限られているが、依然として高い(ビットコインを100%以上上回る)。 これらの点から、暗号資産市場のリターンは今、「べき分布」に従う部分が大きく、一握りのトークンがポートフォリオ全体を牽引し、プラスの結果をもたらしていることがわかる。つまり、流動性トークンに対する分散投資の重要性はまだ過小評価されているようだ。 暗号資産市場は依然としてスタートアップ段階の企業の集合体であり、投資家はVC(ベンチャーキャピタル)スタイルの分散投資アプローチを採用して、流動性の高い二次市場(流通市場)の恩恵を受けることができる。 アルトコインの未来は明るい。だが投資が簡単なわけではない。 |翻訳・編集:CoinDesk JAPAN編集部|画像:|原文:Beating Bitcoin
CoinDesk Japan 編集部