不安で眠れないアナタへ伝えたい「それは妄想! 実現しないから大丈夫!」。神崎メリさんが贈る言葉の処方箋
次から次へと不安が襲ってきて、眠りたいのに目が冴えて眠れない。誰にでも、そんな夜を過ごした経験があるのではないでしょうか。 些細な不安やモヤモヤを吐き出せる人がいなかったり、不安を口に出すと嫌われるんじゃないかと思ったり。積もりに積もった不安がまぶたの裏にべったり張り付いて、「早く寝なきゃ!」とかたく目を閉じても寝させてくれない……。こんな夜って、本当に厄介ですよね。 「気がついて! アナタのその不安、ありもしない妄想だよ」 え、今どこかから声が聞こえたような……気のせい? でもそのとおり、明日も早いっていうのにありもしない心配をしたって仕方ないよね。 「そうそう、これは妄想! 実現しないし大丈夫!」 ……そのポジティブで力強い声は、恋愛コラムニストの神崎メリさん……!? と、少々寸劇風にお届けしましたが、今回ご紹介する神崎メリさんの新著『眠れない夜の恋愛処方箋』は、まさにこんなふうに、本の中から直接語りかけてくれるようなメッセージ集なのです。大っぴらに人に言えない80の悩み、その不安に向けたメリさんのアドバイスには、こんがらがった気持ちをほぐす、まっすぐでシンプルで力強い言葉に溢れています。 恋愛、コンプレックス、友人、お金、親、人生……とかく浮世はままならぬ。ただ、その不安は「アナタの妄想かもしれないよ?」と教えてくれるメリさんのエールが詰まった本書から、今回は3つの不安の処方箋を、筆者の共感ポイントも勝手に添えてご紹介したいと思います!
1.コンプレックスへの処方箋 「不意打ちで撮られた写真、おばさんすぎてつらい……」
~メリさんからのメッセージ~ 地下鉄の窓に映る自分。ボ~ッとしてる姿を映した鏡。 「うわぁ……目の下のクマもほうれい線もやばくない……」絶句するわ~。 加齢は女の一生のテーマ。「もういいやってなっちゃえば楽よ」と言われても、やっぱりキレイでありたいのです。 あ! そうそう、人間って3つ上の人より3つ下の人を“自分と近い”と感じるんだって。 自然と年下と比較してガッカリしているんだろうね。 年上の素敵な人をロールモデルにして、老いに抗いつつ、老いを受け入れつつ自分なりのキレイを見つけていこう。 私は造花より、ドライフラワーになりたい。 アナタはどこを目指す? 絶句。わかります……。筆者が絶句するのは、夜にインスタを見ていて、右にスワイプしすぎて自分の顔が突如画面に映った時。俯いてるわ薄暗いわで、ほうれい線の溝の深さがMAXに。その不意打ちを喰らうたび、写真もなるべく撮られたくないし、似顔絵を描いてもらうのも怖い(ほうれい線を主役級に描かれて笑顔でいられる自信がない)と思ってしまいます。 でも、それは年下や、若い頃の肌と比較しているからなのかも。自然に歳を重ねたうえで、メイクもファッションもその人らしさが滲み出る素敵な女性はたくさんいる。「年上の素敵な人をロールモデルにすればいい」の一言を読み、今筆者が熟読するべきはこの「mi-mollet」だと改めて思ったのでした。