リバウド氏、同胞ヴィニシウスを称賛しつつも「審判や相手選手に対する態度を改める必要がある」
スペインメディアの『マルカ』は24日、かつてバルセロナなどで活躍した元ブラジル代表リバウド氏のインタビューを掲載した。 リバウド氏は1997年から2002年までバルセロナに所属。背番号「10」を背負い公式戦235試合に出場し130ゴール45アシストを記録した。 そんなリバウド氏はラ・リーガ第11節レアル・マドリードとバルセロナの“エル・クラシコ”について「どちらが勝利の本命というのはなく、何が起こるかわからない」と予想が難しいと説明。 続けて同氏は、今季レアル・マドリードに加入したフランス代表FWキリアン・エンバペが本調子でないと指摘されると「適応するのに時間がかかることもある。しかし、キリアンは素晴らしい選手で、レアル・マドリードで歴史を作るのは間違いない。彼はとても良い選手で、すでにいくつかのゴールを決めている。まだ人々が望むエンバペの姿ではないが、彼はまだスタート地点にいて、新しいクラブに到着したばかりだということを留意する必要がある」と、エンバペには時間が必要だという見解を示した。 そして、17歳にしてバルセロナの中心選手として活躍するスペイン代表FWラミン・ヤマルについては「世界最高になり、バルセロナで多くのタイトルを獲得するためのすべてを備えている」と能力を認めつつも、ヤマルの年齢を考慮し、同選手の成長を助けるためにアドバイスをする人を近くに置くなど大切に扱うことが必要だと語った。 また、リバウド氏は、開幕前にバルセロナの「放出候補」と報じられながらも、今季の公式戦13試合に出場し9ゴール8アシストと好調を維持しているブラジル代表FWハフィーニャについてリバウド氏は「選手は支えてくれる監督がいないと、難しい状況を迎える。しかし、良い仕事をし、ハフィーニャを信頼する監督がチームに来た。ハフィーニャはクラブで非常に重要なことを成し遂げられるだろう」と、フリック監督の存在がハフィーニャの活躍の要因だと分析した。 一方、同氏はレアル・マドリードに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールについては「バロンドールの最有力候補」と称賛しつつも「彼は審判や相手選手に対する態度を変える必要がある。彼は多くのチャージを受ける選手で(あれこれ言いたくなる気持ちはわかるが)、相手につっかかったり、審判への文句が止まらなかったりするのは良くない」と改善が必要な点があると言及。 しかしそのうえで「ヴィニシウスは賢い選手なので、今後この態度は変わっていくだろう」とヴィニシウスの成長を期待した。 なお、ラ・リーガ第11節レアル・マドリードとバルセロナの“エル・クラシコ”は、10月26日の28時(日本時間)キックオフ予定。日本では「U-NEXT(ユーネクスト)」と「DAZN(ダ・ゾーン)」で配信される。
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