美味しい“春キャベツ”の選び方は? 野菜ソムリエプロが伝授「巻きがふんわりしたまん丸が良い」
3月になるとスーパーなどで春キャベツを見かけますが、2月下旬~5月頃まで購入することができます。生食に適していると言われる春キャベツは、冬の寒玉キャベツと選び方も違います。美味しい春キャベツの選び方について、野菜ソムリエプロで管理栄養士の小島香住さんに聞きました。 【動画で解説】断面にするとよくわかる!見た目よりふんわり軽いキャベツって? ◆カットしてあるものは、断面が縦長で、芯の高さが3分の1くらいのものが良い ――春キャベツと普通のキャベツの違いを教えてください。 【小島香住さん】 キャベツは大きく3つに分類されます。春(3月~6月頃)に収穫されるものを春キャベツ、夏(7月~10月)に高冷地で収穫される夏秋キャベツ、冬(11月~2月)に収穫される冬キャベツ(寒玉)に分けられます。栽培時期だけでなく、品種も異なるため、巻き方なども異なります。 ――おいしい春キャベツの選び方を教えてください。冬の寒玉キャベツとの違いも教えてください。 【小島香住さん】 春キャベツは、巻きがふんわりしているものを選ぶのがポイントです。扁平な寒玉とは異なり、まん丸で、見た目よりもふんわり軽いものがおすすめです。カットしてあるものなら、断面が縦長で、芯の高さが3分の1くらいのものを選びましょう。 ――春キャベツが美味しいとされる理由を教えてください。 【小島香住さん】 秋に種を巻く春キャベツは、立春の頃になると巻き始めます。日差しが暖かくなり成長スピードが早くなるため、葉がやわらかく巻きが成長します。ふんわりとした食感の春キャベツは人気が高く、生産量も増えています。