どうなる?今日にもJBCが井岡一翔タトゥ―問題の処分決定
今回の井岡のタトゥー問題は、様々な問題提起につながったが、倫理委員会は、これらの問題について議論する場ではなく、あくまでも今回は、ルールの在り方を問う問題とは切り離して処分のみが決定される。 JBCルールでは、処分に対して不服を申し立てることも認められているが、井岡側は、どんな処分が下されても甘んじて受ける方針を固めている。 ここまでは沈黙を守ってきた。RIZINに出場した格闘家の平本蓮が「タトゥー文化最高」という言葉と共にSNSに投稿した井岡との写真が意味深だと話題になっているが、井岡自身は何もコメントは発していない。 海外メディアが「ボクシングとは何の関係もない。私はこのルールを崩したいと思っている」「日本に住み(日本の)ジムに所属する入れ墨を持つ外国人ボクサーは、それを隠すことなく戦うことが許されている。矛盾したルール。禁止するなら全員を禁止すべき」 「JBCが禁じるならもう海外で戦う」などという井岡のコメントを掲載したが、これは過去のインタビューをまとめたもので、井岡は、この問題が取り上げられてから一切、インタビューに応じていない。今回も処分を受けて会見を開く予定はなく、コメントの発表に留める方向となっている。おそらく言いたいことは山ほどあるが、“大人の対応”を貫く方針。それは「リングの上の戦いに注目してくれ」との井岡のメッセージなのだろう。 (文責・本郷陽一/論スポ。スポーツタイムズ通信社)