タウソンが大坂の途中棄権で2021年9月以来のツアー3勝目「彼女が健康を第一に考えるのは正しいこと」 [ASBクラシック/テニス]
タウソンが大坂の途中棄権で2021年9月以来のツアー3勝目「彼女が健康を第一に考えるのは正しいこと」 [ASBクラシック/テニス]
2025年WTAツアー開幕戦のひとつとなる「ASBクラシック」(WTA250/ニュージーランド・オークランド/12月30日~1月5日/賞金総額27万5094ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第7シードの大坂なおみ(フリー)が第1セット終了後に棄権したためクララ・タウソン(デンマーク)の優勝が決まった。 ~ASBクラシックで2021年9月以来のツアー3勝目を挙げた22歳のタウソン選手~ 立ち上がりに5-1とリードした大坂は第5シードのタウソンにひとつブレークを返されたあと2度目のサービング・フォー・ザ・セットをキープして第1セットを6-4で先取したが、チェンジエンドでメディカルタイムアウトを取った大坂が試合続行を断念したため46分で決勝が終了した。 「このような結末になってしまい本当に残念ですが、私たちのプレーを楽しんでいただけたなら幸いです。ここにいられることを感謝します」と大坂は試合後の短いオンコートインタビューで話して棄権の理由について触れなかったが、のちにWTA(女子テニス協会)が「腹筋のケガのため」と発表した。 思わぬ形で2021年9月のルクセンブルク以来となるツアー3勝目(準優勝1回)を挙げた22歳のタウソンは、「今日は彼女(大坂)が更にレベルアップしたように感じたから、このような形で試合が終わったのは本当に残念だわ」と相手を気遣った。 「彼女が健康を第一に考えるのは正しいことだけど、感情的にはこれまでで一番後味の悪い決勝になってしまった…。もちろんこのことを受け止めることができれば、今週は凄くハッピーになると思う」 引き続き行われたダブルス決勝では、第2シードのジアン・シンユー(中国)/ウー・ファンシェン(台湾)がアレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)/サブリナ・サンタマリア(アメリカ)を6-3 6-4で下して同ペアでの初タイトルを獲得した。
テニスマガジン編集部