Chromeの検索に今後起きる、3つの変化とは?
さまざまなサービスに手を広げている最近のGoogleですが、それでもやはり、Googleといえば検索がもっとも有名です。 Chromeの検索に今後起きる、3つの変化とは? Googleは、主力である検索エンジンの改良を続けており、ユーザーがより正確に検索を行なえるよう、新たなサポート機能を追加しています。 2024年2月29日(アメリカ時間)にも、iOS版、Android版、デスクトップ版それぞれのChromeをアップデートし、検索精度が向上する新機能をいくつか追加しました。そのアップデートによって起きた、Chromeの3つの変化について解説します。 ※まずはアメリカから、順次アップデートされていくとのことなので、その日を楽しみに待ちましょう。2024年3月12日公開時点、まだ日本ではアップデートされていません。
1. 他ユーザーの検索語句を教えてくれる
入力をはじめる前から、Googleがあなたの検索を手伝ってくれるのがこの機能。 Chromeにサインインして、新しいタブを開くと(デスクトップ版のみ)、あなたの検索履歴に基づいて、ほかのユーザーが検索に使っているクエリが表示されます。 Googleによれば、ユーザーが以前「チャプチェ」を検索したことがあると、ほかの韓国料理がサジェストされるそうです。 正直に言うと、私にはこの機能の良さがよくわかりません。 Googleは以前からずっと、ユーザーが検索ボックスに何らかの言葉を入力すると、そのキーワードに関係がありそうな人気の検索語句を提案してくれます。 しかし、キーボードに触れる前から「自分が検索しようとしていること」を企業に推測されるのは、ちょっと気味の悪い話です(過去の検索履歴がベースになっている機能だとしても、そもそも自分が何を検索したいのか不確かな状態ではGoogleを開かないわけですし)。
2. 検索候補の「画像表示」機能が拡大される
何か具体的な検索語句を入力しはじめると、検索候補の隣に画像が表示されます。 今までは「漠然としたクエリ」では画像が表示されませんでしたが、今回のアップデートではこの機能が拡大され、そうした場合も画像が表示されるようになりました。 たとえば、「テーブルを探してるけれど、どんなタイプがいいのかわからない」といった場合でも、さまざまな選択肢が表示されるので、判断の参考になるかもしれません。 この機能は、iOS版とAndroid版のChromeの検索に搭載されます。画像検索をよく利用する人なら、この機能によってGoogleでの体験が若干向上するでしょう。
3. ネットにつながりづらい環境でも、検索候補が表示される
今回のアップデートによって、オンデバイスのプロセッシング機能が検索候補にも拡大されます。 そのため、これからはネットにつながりにくい場所にいても、Chromeがデバイス内のリソースから、検索候補を表示してくれます。 さらに、この機能によって、シークレットモードを使用していても、より関連性の高い検索候補が表示されるのです。 Source: Apple Inc, Google Play
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