【補助金活用で200万円切り?】軽EVのN-VAN e:は、仕事でも遊びでも使い倒せるマルチさが光る電気自動車だ
実はガソリンモデルとかなり違うインテリアに注目
「N-VANのパーツをそのまま取って付けたEVでしょ?」と勝手に想像していた筆者にとって、N-VAN e:のとくにインテリアの仕上がりには驚きました。 まずインパネ全景を見てみると、一見「なにが変わったの?」感はありますが、よくみると実は全然ガソリンモデルと異なるデザインになっています。 まずハンドルデザインとメーターパネルは新型N-BOXで採用されたものと同じ2本スポークタイプと、7インチのTFTフル液晶メーターが装備されています。 またエアコンの操作パネルも新型N-BOXと共通する新世代デザインを採用、さらにシフトレバーはアコードやオデッセイなどの上級モデルでも用いられるボタン式になっています。 さらに助手席側はガソリンモデルに比べて薄型化され、よりシンプルな形状となっているのが特徴です。といったように、ガソリンモデルと大きく異なり、かつ新世代のデザインが採用されているため、その仕上がりたるやガソリンモデル以上の質感と言えるでしょう。 今回N-VAN e:に用意されるインテリアカラーはグレーとアイボリーの2色で、ガソリンモデルに用意されるブラックはありません。かなり明るいインテリアに仕上がっている印象でした。 ちなみにドアパネルはユニークな専用デザインが用いられており、エクステリアデザイン同様のコンテナビードをモチーフにした縦ストライプが特徴です。この細かい話をすると、実はこれデザインだけではなく削ったことによる軽量化にも寄与しているそうです。
広さを極めたラゲッジルームはガソリンモデルを一部凌ぐ?性能
さて商用バンとしてもっとも性能が期待されるラゲッジルームですが、そのサイズはガソリンモデルとほぼ同様の数値を記録しています。 たとえば電気自動車ですが荷室高はガソリンモデルと同じ1370mmを確保し、助手席を倒した際の最大スペース長に限っては、インパネまわりの形状変更によりガソリンモデルよりも10mm延伸した2645mmを実現しています。 N-VANの特徴である助手席側ピラーレス構造や、助手席・リアシートをダイブダウンすることでトランクルームとフラットになるユーティリティもガソリンモデルと変わりません。しかも車両の最低地上高もガソリンモデルを凌ぐ165mmを確保しています。 したがって、一体どこにバッテリーは積んであるの?と言いたくなるような非常に実用性の高いユーティリティを確保しているのがポイントです。 さらに電気自動車ですから、外部給電機能を用いれば、クルマのバッテリーを使用して電力供給を行うことができますので、災害時はもちろん日常的にクルマから電気を使うことができるのはEVならではと言えます。