サッカー日本代表2026年ワールドカップのメンバーはどうなる? 識者が大予想
【1年半で大きくメンバーは変わらないだろう】 篠 幸彦(スポーツライター) <2026年の日本代表予想>FW/上田綺世(古橋亨梧)MF/鎌田大地、久保建英(南野拓実)MF/三笘薫(中村敬斗)、守田英正、遠藤航、堂安律(平河悠)DF/伊藤洋輝(町田浩樹)、冨安健洋、板倉滉GK/鈴木彩艶 現在の日本代表の好調ぶり、年齢のバランスを見るに、これからの1年半で大きくメンバーが変わるのは想像しづらい。基本は現在の主力を中心に、ほとんど変わらない布陣だろうと予想する。 3バックの最終ラインは谷口彰悟が中央で統率してきたが、アーセナルの冨安健洋がケガから復帰して中心を担うだろう。また、左センターバックは現在、町田浩樹が務めるが、バイエルンで伊藤洋輝がこの1年半でスケールアップしていることを期待する。 ボランチとウイングバックは現在の並びから変更はない。ボランチでは次の世代が台頭してきてほしいところだが、現時点で守田英正、遠藤航という鉄板のふたりを脅かす存在はいない。 ウイングバックも、とくに左の三笘薫はブライトンでもスペシャルな存在で、彼の突破力はW杯本番でも拠りどころとなる最大の武器だろう。中村敬斗というオプションもさらに磨きをかけたい。右は堂安律を基本としながら順当に選ぶのであれば、伊東純也で間違いない。ただ、今後の日本代表としてはブリストル・シティでプレーする平河悠の台頭に期待したい。 スピードや豊富な運動量を生かした突破力は伊東にも匹敵するポテンシャルがあり、守備能力においては凌ぐだろう。伊東の正統な後継者として2026年までにジョーカーの選択肢になるほどには成長してほしい。 シャドーは鎌田大地、久保建英、南野拓実という3人が今後も有力だろう。ラ・リーガでの久保の存在感を見るに、代表でもW杯本番までに彼がより生きる形を見出したい。 1トップは上田綺世が基本であることは変わらない。古橋亨梧というスピードが持ち味のカードもほしいところ。あまり代表には呼ばれず、使われることも少ないが、得点力は申し分なく、攻撃のカードとして古橋のような選手は置いておきたい。 正直、変わり映えのしないメンバーとなってしまったので、この1年半で予想を裏切るような新しい戦力が出てきてほしいと願っている。