フランス債の再購入は時期尚早、大手債券ファンドは仏資産に懐疑的
ここ数週間の政治的混乱の中では、10年物フランス国債の利回りがドイツ国債を90ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上回る場面もあった。6日は77bpで取引を終えた。6月にマクロン大統領が選挙を決める前は50bp未満だった。
フランス債の利回りは、かつて欧州債務危機の中心にあった国よりも高くなっている。10年物利回りはスペインやポルトガルを上回り、ギリシャとほぼ同水準。通常、域内で最も高リスクと見なされるイタリア債よりも約30bp低いが、逆転の可能性を指摘する声も出始めている。
原題:For Big Bond Funds, It’s Too Soon to Buy France’s Debt Again(抜粋)
--取材協力:Margaryta Kirakosian.
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Naomi Tajitsu, Greg Ritchie