<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/9 東播磨 宇郷瑠希選手/神戸国際大付 岡田悠作選手 /兵庫
◆東播磨 ◇精神面の強化、練習に励み 宇郷瑠希選手(2年) 誰よりも大きな声で、仲間を元気づけるムードメーカー。福村順一監督から選手会長に任命された。相手に伝わりやすいように、選手の名を呼んでから「ナイスボール」などと声をかける。 入学直後の練習試合で、左ふくらはぎに死球を受けた。我慢して試合に参加し続けたため約1カ月半、野球ができなくなった。その間、松葉づえで見学。上手な3年生が率先して声を出し、基礎練習にも真面目に取り組む姿に気づいた経験から、「打撃でみせるような野球ができない分、声を出すなど当たり前のことを当たり前にしたい」と言う。 相手投手との駆け引きなど、精神面の強化を心がける。練習前に早めに到着し30~40分間、上野耕平選手(2年)とトス打撃や素振りに励む。秋の大会は代打で3打数2安打1打点。甲子園では「負けん気のある打撃で安打を」が目標だ。 …………………………………………………… (1)173センチ・68キロ(2)右投げ、左打ち(3)加古川・氷丘中(4)映画鑑賞(5)ラーメン、カレー/ゴーヤー、トマト ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇得意の変化球に磨きかけ 岡田悠作選手(2年) 中学から投手と外野手を兼任し、自信を持つ制球力を武器に秋の公式戦は2試合で登板した。近畿大会は1試合3回を投げ、最速134キロの直球や低めのチェンジアップで無失点の好投。エースの阪上翔也投手に次ぐ存在として青木尚龍監督からの信頼は厚い。 この冬は3キロのボールを片手で上下に100回動かすトレーニングを導入した。得意の変化球に磨きがかかり、球のキレが増した。センバツでは「どんな打者でも無失点に抑える」と意気込む。 打撃では、試合でサイクルヒットを打つことを目標に掲げ、手押し車などの体幹トレーニングに力を入れた。 好きな歌手はLiSA。特に「紅蓮華(ぐれんげ)」は「気分が上がる」といい、学校から寮への移動時間や試合前に聴いている。 …………………………………………………… (1)172センチ・75キロ(2)左投げ、左打ち(3)神戸・本山南中(4)音楽を聴くこと(5)たこ焼き、いちご/なし ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕