まもなく開幕! パリ2024パラリンピック! トヨタ自動車が、所属パラアスリートの壮行会を開催!
車いすマラソン/1500m 鈴木朋樹(すずきともき) 1994年6月14日生まれ 所属部署:社会貢献推進部 生後8ヶ月の時、交通事故により脊髄を損傷。幼少時代から車いす生活を送る。4歳の時に両親の勧めで車いす陸上を始める。パリ2024パラリンピックは、トヨタ自動車のカーボン加工技術で作り上げた車いすレーサーで、車いすマラソンのメダル獲得を目指す。日本記録保持者 【パリ2024パラリンピック 出場スケジュール予定】 ●9月3日1500メートル予選 4日1500メートル決勝 ●9月8日車いす男子マラソン Q:2回目のパラリンピックはどうですか? A:めちゃくちゃ楽しみですね。東京パラリンピックの時は、800m、1500m、マラソン、リレーの4種目に出場して、ユニバーサルリレーで銅メダルを獲りました。今回は1500mとマラソンに絞って出場します。 Q:本命であるマラソンに多くの力を注げるということですね。 A:全集中できるということですね。今回のマラソンコースは、石畳や凱旋門だったり、テクニカルな要素が増えています。東京の時は、めちゃくちゃ綺麗な路面を、スムーズに走ることが楽しかったのですが、パリは色々な難関があるかなと思っています。 Q:その難関を乗り越える為に、トヨタ自動車のみんなで製作した新しいフルカーボンの車いすレーサーが鍵になってきますね。 A:めちゃくちゃ鍵になってきますし、自分の力になってくれると思います。デザインもそうですし、機能的にもメチャクチャ良いものが、この3年で出来たと思います。
車いすテニス 三木拓也(みきたくや) 1989年4月30日生まれ 所属部署:トヨタスポーツ推進部 高校時代は硬式テニスで活躍。しかし高校3年生の時、左の膝関節に骨肉腫がみつかり人工関節を入れる。リハビリに励む中、車いすテニスの国枝慎吾さんを見て車いすテニスを始める。パラリンピックは、ロンドン・リオ・東京の3大会に出場。現在の世界ランキング:シングルス9位、ダブルス4位(8月2日時点) 【パリ2024パラリンピック 出場スケジュール予定】 ●8月30日シングルス予選 ~ 9月6日ダブルス決勝 Q:8月30日のシングルス予選から9月6日ダブルス決勝までと、競技日程が長いですね。 A:まあ、これがテニスのスケジュールということで通常運転です。 Q:パラリンピックは4回目ですが、残念ながらまだメダルがありません。今回、メダルの自信はどうですか? A:現在、シングルスが世界ランキング9位、ダブルスは4位。ダブルスでは、ペアがいるので、実質第2シードということで、メダル圏内に来ることが出来ています。3度目の正直じゃないですけど、4度目の正直でメダルを獲って、皆さんに報告ができたらなと思います。 Q:パラリンピックでも使われるテニスコートで行われた全仏オープンで、良い結果を残しました。 A:そうですね、シングルスでベスト4、ダブルスは準優勝でした。 Q:期待しちゃって……いいですよね。 A:それはもう、力になるので期待してください。 Q:三木選手の車いすも、鈴木選手の車いすレーサーと同じように、トヨタ自動車のカーボン課の協力で作られたそうですね。 A:そうですね。鈴木選手と似たような時期に制作がスタートしました。僕の場合は、フレームではなくて、座っている部分・シートを造ってもらいました。 Q:シートをカーボンで作るとどんな所が良いのですか。 A:車いすテニスは色々な方向に動きます。その時にお尻の部分だったり、足だったり、色々な部位を使います。個人に合わせてカーボンで作ると、圧というか、自分の体の軸を作る場所を、自分の好きな所持って来られる。動きやすく、自分の思い通りに車いすも動いてくれるようになります。いろいろテストを重ねながら調整をしましたが、調整する度に、試合の成績が良くなるという好循環でした。