まもなく開幕! パリ2024パラリンピック! トヨタ自動車が、所属パラアスリートの壮行会を開催!
所属部署からは応援メッセージ、そして豊田章男会長からは「勝ってこい!」の強プレッシャー!
トヨタ自動車に所属するパラアスリートの多くは、社内の部署や関連会社に所属しています。壮行会ではそんな所属先の皆さんからのメッセージVTRも流されました。特に、気合の入ったメッセージをもらった半谷選手は「皆さん、ユーモアがあって、元気をもらいました。メダルを持って帰ってきます。」と力強く話しました。 鈴木朋樹選手には、もう一つ、サプライズメッセージが届きました。先日、特別授業を行った晴海西小学校・中学校の生徒の皆さんから、素敵なメッセージボードが届きました。メッセージを見ながら鈴木選手は、「車いすレーサーで走っている絵とかも描いてくれて嬉しいですね。小学校・中学校のみんなに、メダルを持って帰ってくると約束をしてきたので、しっかり約束を果たしたいと思います。」と話しました。 トヨタ自動車の【豊田章男会長】からもメッセージが届きました。「アスリートは負けず嫌い。ここにいる人たちは、とにかく一番になって帰りたい、負けるのが嫌いです。よく〈参加する事に意義がある〉といいますが、本当は勝ちたい、勝ちたいのです。見えない努力も、ここにいるみんなはしてくれていると思います。負けず嫌いだから、その後ろ姿を見せて欲しいなと思います。で、そんな後ろ姿を見せてもらえるような環境づくりを私も支援していきますので、ぜひ頑張ってほしいなと思います。勝ってこい!」 このコメントを聞いた三木選手、半谷選手、高橋選手、鈴木選手の4人は「メチャクチャよいプレッシャーです。負けるのは、メッチャ嫌いです。大嫌いです。」と改めてメダル獲得に向け、負けん気を出していました。
3人のベテランと1人の新人。先輩からの教えとは
笑顔あふれる壮行会ですが、少し緊張気味の表情を見せていたのがやり投げの高橋峻也選手でした。鈴木選手、三木選手、半谷選手が、パラリンピックを複数回経験する中、高橋選手は今回が初出場ということで、3人からアドバイスを貰いました。 鈴木選手「自分が出場したのは、コロナ禍で観客のいない東京パラリンピックなので、特殊なパターンだと思います。だから、あまり参考にならないと思います。逆に、三木選手、半谷選手の話は、僕も一緒に聞きたいです」 三木選手「僕の場合は、ロンドン(イギリス)・リオ(ブラジル)・東京に出ています。ロンドンの時は、5000人の観客の前でプレーをしましたが、会場との一体感みたいなものを感じながらプレーが出来たと思います。選手としての幸福度というか「自分がやってきたものを見てもらえる」という気持ちを力に変えていければ良いかなと思います。見られて緊張するという気持ちより、見てもらえているという喜びに、気持ちをポジティブに変えれば、勝てるんじゃないかなと思います」 半谷選手「三木さんと同じで、私もロンドン(イギリス)・リオ(ブラジル)・東京に出ました。初めてのロンドンの時は、あまりの観客の多さに驚いてしまって、会場の雰囲気に完全に呑まれました。観客の声を楽しんだ時の方が、成績も良いし、ワールドグランプリとか、世界選手権と比べても、全然観客の数が違うので、そこはいつも通りというよりは、声援をパワーに変えた方が良いのかなって思いました。選手村の生活も、いつも通りとはいかない事が多いです。私の場合は、その特別な感じが好きだなって思って、パラリンピックの時は、その特別を楽しむようにしています」 高橋選手「観客が沢山いる中で試合をする機会が、国内のパラ陸上では少ないので、そこは気になりましたが、高校生の時、野球をやっていて、高校3年生の時には、甲子園に出場しました。甲子園の観客は何万人もいたので、今回は、その時を思い出してやろうかなと思います。呑まれる事もないと思います。話を聞いて安心しました」