まもなく開幕! パリ2024パラリンピック! トヨタ自動車が、所属パラアスリートの壮行会を開催!
パラ陸上やり投げ 高橋峻也(たかはししゅんや) 1998年7月2日生まれ 所属部署:愛知・元町工場 車両工務部 3歳の時に患った脊髄炎の影響で、右腕に障がいを負う。父親の誘いで、小学3年生から野球を始め、左手のグラブを瞬時に外し、左手で送球をする「グラブスイッチ」を習得。高校3年時には、夏の甲子園へ出場。出場機会はなかったもののこれがきっかけとなり、大学陸上部監督からスカウトされ、パラ陸上に転向する。5月・神戸で行われた世界パラ陸上では6位。パリが初のパラリンピック出場となる。 【パリ2024パラリンピック 出場スケジュール予定】 ●9月3日 パラ陸上 やり投げ Q:やり投げも、1日で終わる日程ですね。 A:やり投げは全部で6投投げるのですが、最初の3投でベスト8に入らないと、もうその先にいけないという、結構、過酷な基準があります。だから1投目から、自分の最速の助走スピードで投げ切るという事を意識して、あとは何も考えず〈無の境地〉で投げるのが一番で、自分の記録に自信を持って投げる事がベースかなと思います。 Q:最近〈無の境地〉にたどり着いた瞬間があったそうですね? A:はい。神戸で行われた世界パラ陸上で。それまでは、試合中に考え過ぎてしまって、自分の実力が出せない事があったのですが、神戸パラ陸上の最終投てきで、何も考えずに、ゾーンに入る事が出来て、そうしたら良い結果が生まれたので、良い経験をしたなと思います。 Q:現在、オリンピックが開催中で、陸上競技も始まっています。テレビで競技場の雰囲気を感じられると思いますけど、どんな感じで見ていますか? A:そうですね。観客数は、日本と比べて桁違いに多いですね。自分も三木選手と同じで、応援されたり、観客が多い状況が一番力になるので、ぜひ皆さんは、僕に声をかけたりして、プレッシャーをかけてほしいなと思います。」 【パリ2024パラリンピック】 開催期間:2024年8月28日~9月8日 出場国:185カ国 競技数:22競技 種目数:549種目 トヨタ自動車では、ネバーギブアップの精神で、自分の限界を超えて戦うアスリートたちを応援する為、多くのアスリートと契約をしています。そのアスリートの中には、もちろんパラアスリートも含まれています。 取材・文・写真:横井通人