さんま フジ新人アナへの容姿いじりに私見「面白いと思ったのか、あいつを売り出そうとしたのか」
お笑いタレント明石家さんま(69)が、2日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜後10・00)に出演し、フジテレビの新人・上垣皓太朗アナウンサー(23)に対する先輩アナの言動をめぐる問題に言及した。 【写真】フジテレビの新人アナウンサー(左から)上垣皓太朗アナ、高崎春アナ、梶谷直史アナ、宮本真綾アナ 7月6日放送の同局「めざましどようび」(土曜前6・00)で、上垣アナは新お天気キャスターとしてデビュー。このCM中の様子がYouTubeチャンネル「めざましmedia」でアップされていたが、同局92年入社のベテラン・西山喜久恵ゼネラルアナウンサーは、「27時間テレビ」のTシャツに着替えた上垣アナを見て「似合わないね~」とスタジオでいじった。ほかにも同局の生田竜聖、フリーの阿部華也子らが、上垣アナの年齢や容姿をいじる様子も公開されていた。この部分がネット上で拡散されると「冗談でもこんな言い方はないでしょ」「上垣アナの方がよっぽど大人だよ」「不愉快な気分になりました」といった批判が上がった。 その一方で、かつて上垣アナが同局「さんまのお笑い向上委員会」に出た時のいじりが「愛がある」などとSNSで最注目されているという。さんまは「入社15年目?」とツッコミを入れたり、「お前、来週火曜日、空いてる?」と、再び収録に呼びたい意向をそれとなく伝えたというものだった。 今回の炎上について、さんまは「言葉っていうのは、もの凄く危険なこともあり、武器だという人もいる」とコメント。「でも人を喜ばせたり、涙を流させたりするのは言葉やしな。言葉をどう使うか、我々は笑いの方に、できれば品よく笑わせるのが一番いいから、言葉のチョイスは気を付けているよね。言葉のチョイスは」と、自身の心がけを明かした。 昭和や平成とは比較にならないほど、言葉に対する世間の目は厳しくなった。さんまは「今、このコンプライアンスの時代だから、言葉選びは邪魔くさいな」と本音を漏らしつつ、「昔はこういう時はこう突っ込んでいたけど、このご時世あかんなと思うので。言うたところで、オンエアはないからね、カットされるし」と、制作側も目を光らせているとした。 今回の騒動自体は「炎上しているのか?容姿いじりがひどかったというやつ」と、深くは知らなかった様子。動画がオンエアではなかったことに、「何でそんなもん、上がってるんやろな?」と疑問を口にした。 また「テレビ局が上げているんやったら分かりそう。それはかわいそうやな。はあ…。面白いと思ったのか、あいつを売り出そうとしたのか、あのアナウンサーを。フジテレビさんが売り出そうとしたのかな」とも話していた。