“平成の園遊会”名場面の数々 時代を彩った人たちとの触れ合い【皇室 a Moment】
谷村新司さん「中国と日本のかけ橋になるべく、家族スタッフ共々頑張っております」 上皇さま「ああ、そうですか。ご苦労さまです」 谷村さん「ありがとうございます」 上皇さま「いろいろな過去の歴史もありますしね、それをしっかり踏まえてそしてそのうえで良い交流が開かれるということが望ましいですね」
上皇さま「ずいぶん作詞もいろいろ」 阿木耀子さん「はい」 上皇さま「なかなか苦労も多いでしょう、どうですか?」 阿木さん「そうですね、なかなか言葉が思うように思いつかなかったりして、悩むこともございます」 上皇さま「そうですか。やはりお2人で相談をされながら作詞作曲をやられるわけですか?」 宇崎竜童さん「はい」 阿木さん「ケンカしつつ、夫婦の危機を迎えつつ(笑)、ケンカしながらやっています」
イルカさん「イルカと申します」 美智子さま「イルカさん」 イルカさん「生物多様性を着物にも3年前から描きまして、今日は自分で描いた着物でやってまいりました。陛下のご研究されているタヌキも」 美智子さま「あっ、ここに(笑)おりますね」 イルカさん「はい、タヌキ」 美智子さま「見えますね」 上皇さま「ここにあるわけね」 イルカさん「全てテーマが生物多様性で、人間と生き物が皆で共存して生きていかれる地球というものを目指しておりますので」
上皇さま「(心臓の)手術の時は、CDを」 由紀さおりさん「やっぱりそうでございましたか。あの、体調を崩されてご入院の折に、私の『夜明けのスキャット』も何かBGMの音楽の中でお聞きくださってるということを伺ったんでございますが」 上皇さま「それに合わせて歩いて」 美智子さま「リハビリをなさって。どうもありがとう」 由紀さん「いいえ、光栄なことでございまして、ありがとうございます」 ◇ ――お話を伺っていると、お二人も伝えたかったことをこの場で直接伝えられている感じが、うれしそうですね。 森光子さんとのやり取りは私も取材していました。上皇さま誕生の時は、サイレンで男子の誕生か女子の誕生かが知らされました。男子なら2回、女子なら1回。全国各地でサイレンが2回鳴って、「ああ、皇太子さまが誕生したんだ」と沸いたんですね。そして「皇太子さまお生まれになった」という歌が作られ、多くの人が口ずさんだそうです。森さんは76年後にその歌を上皇さまの前で披露したわけで、とても印象に残っています。