“平成の園遊会”名場面の数々 時代を彩った人たちとの触れ合い【皇室 a Moment】
■被災地で対応された方々も招待
――他にはどんな方が招かれるのでしょうか? 平成の時代はしばしば大きな自然災害に見舞われましたけれども、被災地で対応にあたった、あるいは復興に尽くした方々も招かれました。 ◇
島原市長・鐘ヶ江管一さん「被災者を代表して御礼を申し上げます」 上皇さま「本当に在任中はご苦労が多い日々を過ごされたことと思います」 鐘ヶ江さん「はい。暑い中お見舞い賜りまして、あれでみんな生きる望みを得ました。遺族も皆元気にしております。ありがとうございました」
上皇さま「本当に大変なときの村長で」 旧山古志村長・長島忠美さん「一言、村民に代わって御礼が言いたくて、きょうは伺いました。ありがとうございました」 上皇さま「今はみんな、仮設だから」「健康状態は大丈夫ですか?」 長島さん「はい、おかげさまでいつも見知った人たちが近所におりますので、そんな意味では心強く健康で暮らさせていただいております」 上皇さま「あ、そうですか」
上皇さま「このたびの大震災、大変で、日々ご苦労のこととお察ししています」 震災当時の福島・富岡町長 遠藤勝也さん「ありがとうございます」 上皇さま「放射能の方の問題もあると思いますが」 遠藤さん「これから一生懸命、除染をしてですね、一日も早くふるさとに帰還できるように一生懸命努力したいと思います」 上皇さま「どうぞよい復興がね、行われるように願っています」
震災当時の宮城・南三陸町長 佐藤仁さん「美智子さまには、体育館の冷たい中をですね、スリッパをぬいで被災者に声をかけていただきました。あの姿、一生忘れませんので、ありがとうございました」「おかげさまでですね、昨年の市場の水揚げ、震災前と同じ量と金額になりました」 上皇さま「そうですか」 佐藤さん「ですから、そういう意味では、町民の皆さんにもですね、そういった産業が少しずつ元に戻っていくという姿が今ありますので、皆、元気で今、がんばっております」 上皇さま「ほんとにね、町長ご苦労多いと思いますが、町民のためによろしくね」 佐藤さん「はい、がんばります」 ◇