“平成の園遊会”名場面の数々 時代を彩った人たちとの触れ合い【皇室 a Moment】
■さまざまなジャンルから招かれる“時の人”
園遊会には、その時どき、非常に話題になった人物なども招かれます。CMに出演し一躍「時の人」となった100歳の双子が招かれた時は大きな話題となりました。
ぎんさん「なにぶんにも、よろしくお願いいたします」 美智子さま「お大事にね、気をつけてね」 上皇さま「どうぞ元気で、過ごしてくださいね」 きんさん「ほんと、ありがとう。皆さまのおかげですよ、これも。会わせていただくのも、皆さまのおかげです。ありがとうございます」
上皇さま「どうでした?」 毛利衛さん「真っ暗な宇宙の中にですね、地球というのは青々として非常に神々しくて、ほんとうに生命を育む水の惑星だということを感じました。本当に感動いたしました」 上皇さま「テレビで『地球は1つだ』ということを言ってらしたのが、とても印象に残りました」
尾身茂さん「おかげさまで鳥インフルエンザは、日本含めてですね、アジア全体落ち着いたと思いますが、これからも同じような感染症、これは必ず来ますので、これからも日本の皆さんと一緒にですね、努力をしていきたいと思います」 上皇さま「本当に感染症の問題が非常に重要な課題になってきましたね」 尾身さん「そうですね、国際化があるんで、人の動きが多いということでこれからますます重要になってくると思います」 上皇さま「皆の健康のためによろしくね、努めてください」 尾身さん「よろしくお願いします」
上皇さま「あのテレビで『ゲゲゲの女房』を見ました」 武良さん「ありがとうございます、光栄でございます。本当にありがとうございます」 上皇さま「すいぶん、あれを見ていると、絵を描くのは大変なことですね」 水木しげるさん「はい、大変です。やっぱり年とってもあんまりラクじゃないです。絵を描くの」
羽生善治さん「棋士になって、もう32年経ってしまいました」 上皇さま「ひと試合すると、疲れるんですか?どうですか?」 羽生さん「そうですね、2日間の試合ですと体重が少し減ったりするときがあります」 上皇さま「そうですか」 ◇ ――さまざまなジャンルの方々がいらしているんですね。 宇宙飛行士や学術・文化の功労者も招かれてきました。 ――新型コロナ対策で一躍、時の人になった尾身茂さんも、すでに19年前に招かれていたんですね! 尾身さんは当時、WHO西太平洋地域事務局長として、アジアで流行した鳥インフルエンザの収束の指揮などにあたっていました。今を予言するかのように新たな感染症の危険性を訴え、生物学者でもある上皇さまが話を食い入るように聞かれていたのが印象的です。