ポルシェ6号車が波乱の富士6時間を制す!トヨタは10位&リタイアに終わる【WEC結果】
耐久レースの世界最高峰WECの日本ラウンドが、富士スピードウェイで開催された。6時間レースとして行われた決勝は、2周目に多重クラッシュが発生するなど荒れた幕開けを迎えた。FIA世界耐久選手権(WEC)は9月15日、静岡県の富士スピードウェイで2024年シーズン第7戦富士6時間の決勝レースを開催。ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963(ケビン・エストーレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ファントール)が総合優勝を果たした。 【関連画像】接触でダメージを受けた7号車トヨタGR010ハイブリッド 前日の予選に続き、決勝の6時間耐久レースもドライコンディションで行われた。 レースは、2周目の1コーナーでハイパーカークラス車両による多重クラッシュが発生し、セーフティカー(SC)が出動するなど波乱の幕開けを迎える。また、ポールポジションからスタートし、序盤をリードしたキャデラック・レーシングの2号車キャデラックVシリーズ.R(アール・バンバー/アレックス・リン)は他車との接触によりパンクを喫し、中盤に優勝争いから脱落するなど、レースはサバイバル戦の様相を呈した。 たびたびSCやバーチャル・セーフティカー(VSC)が導入されるレースとなるなか、6号車ポルシェは終始トップ争いを展開。トヨタやフェラーリ、BMWなどのライバルとの戦いを制し、最終的には2位に16秒の差をつけて今季開幕戦カタール1812km以来となる2勝目を挙げた。 2位はBMW MチームWRTの15号車BMW MハイブリッドV8(ドリス・ファントール/ラファエル・マルチェッロ/マルコ・ウィットマン)、3位はアルピーヌ・エンデュランス・チームの36号車アルピーヌA424(ニコラ・ラピエール/ミック・シューマッハー/マシュー・バキシビエール)となった。 TOYOTA GAZOO Racingは、8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が10位、7号車(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース)は接触によるダメージでリタイアとなった。 なおLMGT3クラスは、ビスタAFコルセの54号車フェラーリ296 LMGT3(トーマス・フロール/フランチェスコ・カステラッチ/ダビデ・リゴン)がクラス優勝を果たしている。 WECの2024年シーズン最終第8戦バーレーン8時間は10月31日~11月2日に開催される。 2024年FIA世界耐久選手権 第7戦富士6時間 決勝暫定結果
MotorFan編集部