史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング11~20位。鈴木彩艶、菅原由勢もランクイン!
14位:堂安律(どうあん・りつ) 生年月日:1998年6月16日 移籍先:PSV(オランダ)→フライブルク(ドイツ) 移籍日:2022年7月5日 移籍金:850万ユーロ(約13.6億円) 堂安律は、2022年夏にオランダのPSVからフライブルクへ移籍した。そのときの移籍金が850万ユーロ(約13.6億円)で、日本人選手の歴代移籍金ランキング14位となっている。 堂安は2017年にガンバ大阪からオランダのフローニンゲンへ移籍してブレイクし、2019年夏にPSVへステップアップ。オランダ名門クラブでの1年目は期待通りにいかなかったものの、ビーレフェルトでのレンタルを経て2021/22シーズンに復帰すると、エールディビジで24試合に出場して8得点1アシストと活躍。カップ戦を含めると39試合出場で11得点3アシストという好成績で、市場価値を高めて2022年夏にフライブルクへ移籍した。 フライブルクでクリスティアン・シュトライヒ監督の信頼を得た堂安は、ドイツでも価値を高め続けている。2022/23シーズンのブンデスリーガで5得点6アシストを記録すると、2023/24シーズンは7得点4アシストを記録した。特にシーズン終盤はゴールを量産し、最新の市場価値は1800万ユーロ(約28.8億円)とされている。 堂安は、すでにこのランキングに2度登場しているが、最近ではイギリスの一部メディアでウォルヴァーハンプトンからの関心が報じられており、今後3度目のランクインがあるかもしれない。
13位:伊東純也(いとう・じゅんや) 生年月日:1993年3月9日 移籍先:ヘンク(ベルギー)→スタッド・ランス(フランス) 移籍日:2022年7月29日 移籍金:1000万ユーロ(約16億円) 日本人選手の歴代移籍金ランキングで13位に入ったのは、伊東純也だ。2022年夏にベルギーのヘンクからフランスのスタッド・ランスに加入したときの移籍金が1000万ユーロ(約16億円)となっている。 伊東は、2019年1月に柏レイソルを離れてヘンクに加入した。爆発的なスピードを活かした突破力を武器にすぐに定位置をつかんだ伊東は、加入したシーズンにベルギー1部リーグで優勝を経験した。2019/20シーズンに5得点7アシストを記録して注目を集めると、翌2020/21シーズンは38試合に出場して11得点16アシストと暴れている。続く2021/22シーズンも8得点18アシストとインパクトを残し続け、2022年夏にフランスへ移籍している。 スタッド・ランスにとって、1000万ユーロという移籍金は当時のクラブ史上最高額補強だった。翌シーズンに中村敬斗とモハメド・ダラミーの獲得に1200万ユーロ(約19.2億円)を投じて記録は塗り替えられているが、伊東は移籍当時に29歳で、将来的に高値で売却できる望みは薄く、シンプルに戦力として魅力を感じてこの移籍金を投じた格好だ。 伊東は、リーグアンで2シーズンを過ごして9得点12アシストを記録している。ベルギー時代に比べると数字としてのインパクトは薄れているが、リーグのレベルに違いがあり、起用できる状態であれば常にプレーしていることからも、チームの信頼は明らかだ。移籍金の額に見合う働きをしていると言えるだろう。