史上最高額は誰だ!? 日本人、歴代移籍金ランキング11~20位。鈴木彩艶、菅原由勢もランクイン!
17位:香川真司(かがわ・しんじ) 生年月日:1989年3月17日 移籍先:マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)→ボルシア・ドルトムント(ドイツ) 移籍日:2014年8月31日 移籍金:800万ユーロ(約12.8億円) 日本人選手の歴代移籍金ランキングで17位となったのは、香川真司だ。25歳のときにマンチェスター・ユナイテッドからボルシア・ドルトムントに移籍したときに800万ユーロ(約12.8億円)が動いている。 2010年にセレッソ大阪からドルトムントに移籍した香川は、ブンデスリーガですぐにブレイクし、チームの2連覇に貢献するなど大活躍した。そのパフォーマンスが名将アレックス・ファーガソン監督の目に留まり、1600万ユーロ(約25.6億円)の移籍金で2012年にユナイテッドに加入した。 イングランドの名門では1年目にリーグ戦6得点3アシストを記録してまずまずの結果を残したが、このシーズンでファーガソン監督が退任。その後、デイビッド・モイーズ監督体制になると、香川の出番は激減してしまう。そして2014年夏に、獲得時の半額となる800万ユーロでドルトムントに復帰した。 古巣に復帰した香川は、2014/15シーズンのブンデスリーガで5得点6アシストを記録。翌2015/16シーズンは9得点9アシストと活躍したが、その後は次第にインパクトが薄れて2018/19シーズンにルシアン・ファーブル監督の構想外になり、2019年1月にトルコのベシクタシュへレンタル移籍した。 ユナイテッドで輝いた時期は短かった香川だが、ドルトムントではリーグ戦148試合に出場して41得点37アシストを記録し、日本人選手としてブンデスリーガの最多得点者となっている。
16位:上田綺世(うえだ・あやせ) 生年月日:1998年8月28日 移籍先:サークル・ブルッヘ(ベルギー)→フェイエノールト(オランダ) 移籍日:2023年8月3日 移籍金:800万ユーロ(約12.8億円) 上田綺世は、2023年夏にベルギーのサークル・ブルッヘからオランダのフェイエノールトに加入したときの移籍金が800万ユーロ(約12.8億円)で、日本人選手として歴代16位の金額となっている。 上田は2022年夏に鹿島アントラーズからセルクル・ブルッヘに移籍した。そのときの移籍金が130万ユーロ(約2.08億円)だった。ヨーロッパ1年目でリーグ戦40試合に出場して22得点2アシストと見事な成績を残して評価を高め、2023年夏にオランダの名門に引き抜かれている。 フェイエノールトにとっても800万ユーロという移籍金は決して安いものではなく、クラブ史上2位となる高額移籍金だった。ただ、ここまでは金額ほどの活躍はできていないと言わざるを得ないだろう。メキシコ代表のサンティアゴ・ヒメネスがゴールを量産しているため、なかなか出番がない現状だ。 それでも上田は途中出場などでコンスタントに起用されており、2023/24シーズンのリーグ戦終盤4試合に先発出場して3得点2アシストと結果を残してシーズンを終えている。 ヒメネスはイタリアの名門、ACミランなどからの関心が以前から報じられており、遅かれ早かれフェイエノールトから離れることになる見込み。上田は、エースが去ったあとでその穴を埋める活躍を期待されているはずだ。